内容説明
早稲田大学在学中に女子大生ママとなり、銀座に4店舗を経営する著者がビジネスノウハウを初公開!ママとして20年間、多くの人々と出会い、ときには叱られ、ときには励まされ…。著者だからこそ聞きだせたエグゼクティブの流儀とは!?「人の心のつかみ方」「本物のおもてなしとは」「女子力の鍛え方」「粋と野暮」「男の品格」について、豊富なエピソードで語る。
目次
1 銀座のクラブは「第二秘書室」(夜の銀座への誘い;「稲葉」のシステム ほか)
2 「女子力」と営業(昼間は地道な営業努力;華やかな時間の営業努力 ほか)
3 ビジネスとしてのクラブ経営(銀行に法人口座をつくる;紆余曲折はあるものの経営は順調に ほか)
4 エグゼクティブの流儀(新人ホステスだった私が感じたオトナの魅力;ユニチカの勝匡昭さんの思い出 ほか)
著者等紹介
白坂亜紀[シラサカアキ]
1966年、大分県竹田市生まれ。早稲田大学在学中に日本橋の老舗クラブに勤務、すぐに女子大生ママとなる。現在は銀座でクラブ「稲葉」、ラウンジ「稲葉」、和食「穂の花」、Bar「66」の4店舗を経営。銀座社交料飲協会(GSK)理事として銀座緑化やミツバチプロジェクトなどに携わる。2013年、志高い女性の会「銀座なでしこ会」を発足。15年、銀座料理飲食業組合連合会理事、大分県竹田市東京事務所長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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koji
18
1月下旬に著者の講演を聴き、会場で配られていた本書を読みました。講演は、声が綺麗でよく通り、話ぶりも理路整然としていました。また着物姿で姿勢が良く1時間半凛とした美しい立ち姿でした。講演と本書の違いですが、本書が著者の生い立ち、経営上の苦労に多く割かれているの対し、講演はホステスの人材育成について詳しく話していました。一流ホステスは、クラブではIQ500で顧客サービスをし、家に戻っても寝る間を惜しんで情報収集するそうです。講演を聴いた30代の若手有望株がもっと努力しないとと語っていました。響く講演でした。2020/02/11
ヤマセミ
8
NHKプロフェッショナル仕事を見て、読んでみた。とっても賢くてお酒も強い方なんだけど、控えめな雰囲気でバリバリの銀座のママという警戒心をもたせない。この人は何をやっても成功するのでないかと思う。2018/05/15
奥野修二
7
モテる方法を知りたくて買いましたwww プロフェッショナルで、品の良い化粧をされている白坂さんを見て、早稲田大学出身であることからも、興味を持ちました。 男心のくすぐり方や、褒められた時の返答などが具体的に書いてあって、とても参考になりました。やはり銀座の長年の経験から導き出される経験則は、とても参考になります。小手先のモテとは違いますね(^^) 文体からも、穏やかで芯がしっかりされている方であることが伝わってきます。 2018/07/29
T M
7
亜紀ママの細腕繁盛記かつ経営者としての心得をやんわり教えてくれる本です。銀座のママと聞くと背筋がゾワっとする接遇本か…と思いきや、女の私でもママのお店に行ってみたいと思うような商売の心得でした。ママがみた粋なお客様のお話も結構面白かったです。お店もお客も、素敵な大人の空間を作り上げていくことにどれだけ気を回せるか、これが粋への一歩。ママの元で修行したいです。2017/06/24
aochama
5
銀座で4店舗を経営するママが培った知見とノウハウが満載。チャンスは逃さない、謙虚な姿勢、礼節を守る、プラス思考などを継続すること。本書の中で語られるエピソードは、それぞれが興味深く、ママから見たお客様の感想、キャストの育て方も勉強になります。2019/06/03