出版社内容情報
心の最初の出発点はどこにあるのか? 赤ちゃんはなぜお母さんの顔をじっと見つめるのか? 人の赤ちゃんだけが、あお向けに寝て安定していられる理由とは。言葉を話せない乳児を対象にした心理学研究をひも解き、進化的に人に最も近いチンパンジーと比較しつつ、赤ちゃんが心と文化に気づいていくプロセスをたどる。
※生まれてから2歳頃までの赤ちゃんに生まれつき備わっているもの、新たに身につけていくもの――多くの研究から明らかになったことをやさしく語る。
【目次】
内容説明
なぜ、言葉がなくても通じ合えるのか。お母さんとの出会いが、人間の赤ちゃんの生得的プログラムを発動させる。不思議にみちた赤ちゃんの「心の世界」。
目次
第1章 人間とチンパンジーをくらべる―脳の発達と認知能力の違い(脳の大きさの年齢推移;認知能力の比較;脳の大きさと認知能力に違いが生じた理由)
第2章 あお向けで寝ている赤ちゃん―お母さんとの豊かなやり取り(あお向けとしがみつき;あお向けの場面で起こること)
第3章 お座りをしている赤ちゃん―他者の意図に気づき始める(他者が物から受ける体験を感じる;他者の行動の意図を探る;人の行動がもつ意図に気がつく;人と物の動きに意図の有無を感じる;お母さんやお父さんの意図に気づきながら遊ぶ;人と意図を共有するきざしが見える;人がした経験を理解しようとする心が働く)
第4章 よちよち歩きをしている赤ちゃん―指さし、模倣、協力(他者の視線を追う;指さしをする;指さしを理解する;他者が見たことを理解して対応する;真似をする;協力して欲しい物を獲得する;一緒に楽しもうとする;他者を大切にする)
第5章 赤ちゃんが文化と出会う―情動知と共同注意(文化がもつ仕組み;情動知や共同注意と文化との関係;人間の赤ちゃんと文化)
著者等紹介
大藪泰[オオヤブヤスシ]
1951年、神戸市生まれ。早稲田大学第一文学部心理学専修卒業、同学大学院文学研究科博士課程(心理学専攻)満期退学。長野大学産業社会学部専任講師、早稲田大学文学部助教授、同教授、同学文学学術院文化構想学部教授。早稲田大学第一文学部長、第二文学部長、文化構想学部長、文学学術院長を歴任。現在、早稲田大学名誉教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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