出版社内容情報
「専門家にしかわからない」と決定権を丸投げしてしまってよいのか。原発の是非、コロナへの対応など科学が正解を出せない問題に必要なのは、知識ではなく知恵である。科学と社会の関係、専門家と市民の関係を問い直し、新たな科学教育の形を提言する。
内容説明
専門的な問題に「市民」はどうかかわるべきか?「専門家にしかわからない」と決定権を丸投げしてしまってよいのか。原発の是非、コロナへの対応など科学が正解を出せない問題に必要なのは、知識ではなく知恵である。科学と社会の関係、専門家と市民の関係を問い直し、新たな科学教育の形を提言する。
目次
「文明社会の野蛮人」と科学教育
第1部 科学技術と社会の相互作用―社会の科学化、科学の社会化(社会の科学化;科学の社会化)
第2部 科学リテラシーの再構築―科学を統治する市民を育てる(専門家と市民の界面―欠如モデルから関与モデルへ;科学への市民参画の根拠―科学の政治化;科学を統治する市民を育てる;トランスサイエンス問題への自律的意思決定の基盤をつくる)
著者等紹介
荻原彰[オギハラアキラ]
1960年長野県生まれ。2022年より京都橘大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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