内容説明
学問は理論や仮説が競い合うフィールド!スポーツも学問も、良いライバル関係があってこそ進歩が生まれる。心理学のホットなテーマを取り上げて、互いに矛盾したり対立する理論や仮説を対比しながら解説。心の謎に迫る探究の魅力と楽しさに触れる一冊。各章末に、本文の理解を深めるQ&A付。
目次
錯視とは何か―エラー説と副産物説
発達の二大理論と次にくる理論―ピアジェの発達段階説とヴィゴツキーの社会的相互作用説
パーソナリティ特性はいくつあるのだろうか―理論と予測
なつかしさはなぜ起こるか―単純接触効果と自伝的記憶、デジャビュ
ヒトはなぜ協力するのか―進化心理学と文化進化論
幸福には道徳が必要か―快楽主義・幸福主義・原始仏教
「心の文化差」はあるのか―個人へのアプローチ、社会へのアプローチ
人間は論理的か―進化心理学と二重過程理論
経済人は合理的でないといけないのか―形式的合理性と実質的合理性
後悔しない意思決定は可能か―直感的に決めることも悪いとは限らない
脳機能計測でわかること、わからないこと―fMRIを用いた研究で「メカニズムを解明」することは可能か不可能か
心理学と理論(理論心理学)―心理学史の見地から
著者等紹介
繁桝算男[シゲマスカズオ]
東京大学名誉教授。アイオワ大学大学院修了、Ph.D.(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
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錯視とは何か─エラー説と副産物説 発達の二大理論と次にくる理論─ピアジェの発達段階説とヴィゴツキー の社会的相互作用説 パーソナリティ特性はいくつあるのだろうか─理論と予測 なつかしさはなぜ起こるか ヒトはなぜ協力するのか─進化心理学と文化進化論 幸福には道徳が必要か─快楽主義・幸福主義・原始仏教 「心の文化差」はあるのか 人間は論理的か─進化心理学と二重過程理論 経済人は合理的でないといけないのか 後悔しない意思決定は可能か 脳機能計測でわかること、わからないこと 心理学と理論(理論心理学)2022/01/24
Jey.P.
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心理学の対立する理論を紹介する本 二重過程の存在・マインドフルネスの悪用・パーソナリティ因子の数は興味深かった2021/11/08
はひへほ
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心理学の各領域の理論紹介のオムニバス本。 錯視についての1章での色の錯視の仮説、心の文化差についての7章でのペンの選択実験の検証、後悔についての10章での後悔の分類あたりは印象に残った。2021/10/18