内容説明
60年安保闘争とは何だったのか?戦後最大の社会運動といわれながら、きちんとした研究が少ない「60年安保闘争」。運動に参加した64人の人たちへの丹念なインタビューと、ブルデューの「フィールド(場)」の概念を援用しながら、当時の雰囲気を再現しつつ、運動の実態を多面的に分析する、気鋭の力作。
目次
序章 六〇年安保闘争へのアプローチ
第1章 「社会運動の空間」の歴史的発展
第2章 戦後知識人の「公共的活動」
第3章 学生運動の興亡と覇権闘争
第4章 労働運動と「政治闘争」
終章 それぞれの闘争としての六〇年安保闘争
著者等紹介
猿谷弘江[サルヤヒロエ]
長野県生まれ。ミシガン大学大学院博士課程修了(博士、社会学)。2013年より上智大学助教をへて、2017年より上智大学准教授。この間、一橋大学、お茶の水女子大学でも非常勤講師をつとめる。専門は、歴史社会学、政治社会学、社会運動論。2012年、アメリカ社会学会・大学院生最優秀論文賞受賞(社会運動部門)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Political Philosophy as Lamentation
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「……インタビュー調査のなかで……安保闘争という同じ運動にかかわったはずの人々の間には、実は境界らしきものがあることが次第に明らかになっていった。……当時の学生運動で主要な役割を担っていた島成郎(しま・しげお)という人物がいる。……しかし島という人物やその呼称が、知識人や労働運動のリーダーたちにも同じように共有されたものであったかといえば、そうではない。一定の「近さ」がない限り「シマ・セイロウ」という呼び名を使わない(または知らない)だけでなく、当時の学生運動の中心人物の一人であったシマの存在を全く知らな2024/02/27
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