内容説明
ビジネスにデザインは重要だ―だが、デザインのどの側面がどの局面でどのように有用なのか?変化し続けるビジネスにおけるデザインの同時代的な意義を明らかにし、活用する分野「デザインマネジメント」。その理論体系を、初学者や一般読者も想定して、39のキーワードで体系的・俯瞰的に紹介。世界の多様なデザインの思考方法と知見をビジネス・社会に還元するために。
目次
1 デザイン価値と組織能力(デザインマネジメント―新たな経営資源としてのデザイン;デザインマネジメント・モデル―創造性を高める組織デザイン ほか)
2 デザインと技術の相互作用(デザイン主導型イノベーション―イノベーションの価値転換;デザイン・ドリブン・イノベーション―デザインによる新しい意味の創出 ほか)
3 戦略的デザイン(デザイン戦略―デザインを活用した経営戦略の策定;製品言語―製品の持つ意味を伝える媒介 ほか)
4 デザイン理論(問題解決行動としてのデザイン理論―デザインへの科学的アプローチ;省察的実践としてのデザイン理論―状況との対話を重視する新たなプロフェッショナル像 ほか)
5 デザインの思想・態度・文化(参加型デザイン―能動的存在としてのエンド・ユーザー;人間中心デザイン―人間の価値観・経験の総合的な理解 ほか)
著者等紹介
八重樫文[ヤエガシカザル]
立命館大学経営学部教授、立命館大学DML(Design Management Lab)チーフプロデューサー。武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科卒業、東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。デザイン事務所勤務、武蔵野美術大学造形学部デザイン情報学科助手、福山大学人間文化学部人間文化学科専任講師、立命館大学経営学部環境・デザイン・インスティテュート准教授、同経営学部准教授を経て、2014年より現職。2015年度・2019年度ミラノ工科大学DIG(Dipartimento di Ingegneria Gestionale(経営工学研究所))客員研究員
安藤拓生[アンドウタクオ]
東洋学園大学現代経営学部専任講師、立命館大学DML(Design Management Lab)研究員。立命館大学経営学部環境・デザインインスティテュート卒業、立命館大学大学院経営学研究科企業経営専攻博士課程前期課程修了、同大学院経営学研究科博士課程後期課程修了。博士(経営学)。2018年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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