時の過ぎゆくままに

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  • サイズ A5判/ページ数 353p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784898303221
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0074

内容説明

60年代・演劇の現場から、テレビ興隆期の放送現場へ、そしてATGの社長に。映画プロデューサーとして、新しい才能を開花させ続け、日本映画大学を設立…。半世紀以上にわたり、日本のカルチャーシーンの変動に立会い先頭を走ってきた。今も新作企画中、オフィス・シロウズの佐々木史朗とは何者か?

目次

1 佐々木史朗ができるまで(アカシアの大連;異国への帰国 ほか)
2 ATGのビフォア&アフター(はじめてのATG映画;なぜか映画を作ることに ほか)
3 オフィス・シロウズ(いつもはじまりはイージーゴーイング;大女優アン・バンクロフトとの仕事 ほか)
4 次の時代は誰が…(「こんなことがあった」が一番面白いのだが;かつての若手監督たちと ほか)

著者等紹介

佐々木史朗[ササキシロウ]
1939年大連生まれ。演劇、放送界を経て1970年東京ビデオセンター設立。78年から87年まで日本アートシアターギルド(ATG)の代表を務める。85年には第一回東京国際映画祭のプロデューサーとして映画祭の基礎作りに貢献する。89年アルゴ・プロジェクト、93年に株式会社オフィス・シロウズを設立。日本映画学校を大学にするために尽力し、2007年から2018年まで同校理事長を務めた。2017年には東京国立近代美術館フィルムセンター(現・国立映画アーカイブ)の企画「映画プロデューサー佐々木史朗」で仕事の一部(18作品)が上映された。日本映画教育協議会監査。一貫して新人監督の発掘に力を注ぎ、数多くの貴重な才能を世に送り出している。受賞:1999年度日本映画プロフェッショナル大賞特別賞『ナビィ』の製作に対して。2004年度第27回日本アカデミー賞協会特別賞。2018年度文化庁創立50周年記念表彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まさやん80

1
劇団から始まり、ATG、アルゴプロジェクト、オフィスシロウズの社長をし、更には教育にも従事する。多くの新人監督をデビューさせ、そのプロデュース作品は綺羅星の如く。そんな佐々木さんが、これまでの仕事について語る。飄々とした語り口だが、その実績はすごい。人を活かすということを徹底してやった人だと思う。この人がいなかったら、日本映画の歴史は変わっていただろう。2019/04/07

Zen-zen

0
先日亡くなられた映画プロデューサーの佐々木史朗さんへのインタビュー。あまりに面白くて衝撃的。佐々木さんが凄いのは、映画作りが好きなのにそれにのめり込み過ぎず、一歩さがった地点から全体を見てること。映画作り以前に「いかに生きるか」が頭にある。 佐々木さんの部下でプロデューサーの佐藤美由紀さんの「脚本家や監督が構築してきたものを、ガラガラガラッと壊すことを言うんですね」「ある意味、不思議ちゃんですよね。天才だって(笑)」との言に納得。脚本の打合せで佐々木さんの邪心のない指摘を受けた脚本家が動顛して吐いたと。2022/05/11

Mitsuhito Shiraha

0
佐々木史朗さん、かの「8時ダヨ!全員集合」のスタッフだったとは。先日お亡くなりになった黒澤満さんと共に同時代を走りながら日本映画を形づくった来し方がよく分かる。黒澤氏が撮影所を拠り所にしたのに対し、それ以外の場所で発信し続け、そして成功したという事だろう。負債と共に露と消えたプロデューサーは同時代にごまんといる事を思うと、冷徹な資金管理とパランスの良い制作体制があってのことだろう。二人の脚本家が佐々木氏のひと言で「吐いた」と言うくだりに戦慄する。2019/05/22

hideko

0
時代の流れとその時々の作品集。2019/02/19

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