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内容説明
いじめはあってはならない―しつけをしただけ、虐待ではない―体罰は必要だ―「ことば」は暗黙のうちに一定の意味や価値判断を帯びている。教育問題をめぐる「ことば」の曖昧さが、問題を深く掘り下げる妨げとなる。「ことば」を吟味し、答えよりも問い方を問わねばならない。教育に責任のある大人のエンパワーメントのために。
目次
序 教育を語る「ことば」の乱雑さ―「児童虐待」の論じ方
1 教育を語る「ことば」に注目する―「教育言説」の視点(「教育言説」という視点;「心の教育」という言説;「体罰は必要だ」という言説)
2 「ことば」を通して教育問題を深く捉える―「いじめ」問題の問い直し(子どものSOSサインを見逃し続けた40年;「いじめ防止対策推進法」の意義と限界;平仮名三文字で「いじめ」問題を語らない)
3 教師と学校組織を見つめ直す「ことば」―「協業」としての教職をいかに創造するか(「青年前期」の子どもに「寄り添う」教師;教員の「ストレス」と対処法としての「協働性」;「チーム学校」の光と影)
結 教育言説とエンパワーメント
著者等紹介
今津孝次郎[イマズコウジロウ]
1946年、徳島県生まれ。京都大学教育学部卒業、京都大学大学院教育学研究科博士課程満期退学、博士(教育学、名古屋大学)。三重大学助教授、名古屋大学教育学部助教授、名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授、英国オープンユニバーシティ及びロンドン大学キングスカレッジ客員研究員、名古屋大学教育学部附属中・高等学校長を歴任。現在、名古屋大学名誉教授、愛知東邦大学教授。専攻は、教育社会学、学校臨床社会学、発達社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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