内容説明
自然な身体から加工対象としての身体へ―変容する身体観から浮かび上がる感覚や行為に宿る現代のアイデンティティ。
目次
はじめに(身体加工と社会;アイデンティティと身体―ボディプロジェクト ほか)
1部(美容整形はいかに論じられてきたのか;美容整形の現在―アンケートから ほか)
2部(化粧品広告における身体表象の要素;身体表象の要素の変化)
おわりに(美容整形とアイデンティティ;アイデンティティのあり方―彼女たちの跳躍力 ほか)
付論 国際比較―韓国・台湾・ドイツの整形調査と比較して(韓国;台湾 ほか)
著者等紹介
谷本奈穂[タニモトナホ]
大阪大学大学院人間科学研究科修了、博士(人間科学)。現在、関西大学総合情報学部教授。専門は現代文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
M T
0
整形は 身体的欠陥の治療だった(体は神からの借り物という意識が強かった)が、やがてコンプレックス・不幸・心理要因の克服が理由になった。 =美醜の問題を健康の病気の問題にすり替えた →やがて自己満足へ。 整形した人は、他人の評価ではなく、自分の中にいる他人からの評価を気にしている。 化粧品広告には獲得しえない憧れの存在が写る。=恋愛と同じで、手が届かなくても届くまでの過程を楽しむ。こうなれるかな?なれないかな?のせめぎあい 2022/02/17
むみ
0
先行研究2023/12/12
hannah
0
面白かった!!!示唆深いとはこのこと!ただ、同じようなインタビューを男性にもしてほしかったな、してほしいな2022/10/20
samurai
0
ターナー 現代社会を身体の時代 ギデンズ 身体はアイデンティティに関わる 整形で一番は自己満足2022/06/10