出版社内容情報
◆寝ている間もはたらく脳の科学とロマン
あなたの夢はカラー?それとも白黒? どこまでも墜落する恐怖に目覚めたことは? 昔、自分の自由にならない夢は、不思議な現象であり、神霊と交信できる神聖な時間でしたが、最近、夢は脳のはたらきであり、脳は寝ている間すっかり休んでいるのではなく、さまざまな意識の状態にあることがわかってきました。外界の様子を察知して、問題が起きると目覚めることができますし、ベッドから落ちたりしません。トイレにも行けます。なかには寝ながら食事をする人もいますが、それは夢遊病。夢を見る脳の科学を詩や小説や絵画からの引用や著者自家製イラストもたくさん入れて楽しく綴った、夢の本です。
夢 目次
もくじ
はじめに
? 眠りと意識
1 『夢のまた夢』
2 どうして眠っていることがわかるのか
3 眠り始めの夢――入眠時心像(入眠時幻覚 or 半睡時幻覚)
4 眠っているときの意識
5 夢遊病
? 夢変化
6 夢はまぼろし
7 目を閉じていても、ものが見える
8 色つきの夢――文字が読めない
9 聞こえる夢・音楽
10 嗅いだり、食べたり、珍しい夢
11 触る、痛い、歩く、走る
12 空を飛ぶ――身体から魂がぬけていく
あとがき
参考文献
図版出典一覧
休憩室
眠る・寝る・目覚める
脳の基礎知識
「悟り」と目覚め
睡眠中の学習
寝言
夢という文字
こびとの出てくる夢
シュルレアリズム
明晰夢と音刺激
知覚の言語への置き換え
脳イメージング画像や脳波を分析すると夢の内容がわかる
夢に見ゆ
北浜 邦夫[キタハマ クニオ]
内容説明
夢を見る脳。夢を追う脳科学。夢では、目覚めている時には考えもしなかったことが起こる。人類は太古の昔から、夢の不思議を説明しようとしてきた。現代の脳科学は、どこまで夢を解き明かしたのか?夢のロマンに魅せられた科学者の、興趣尽きない夢話。
目次
1 眠りと意識(『夢のまた夢』;どうして眠っていることがわかるのか;眠り始めの夢―入眠時心像(入眠時幻覚or半睡時幻覚)
眠っているときの意識
夢遊病)
2 夢変化(夢はまぼろし;目を閉じていても、ものが見える;色つきの夢―文字が読めない;聞こえる夢・音楽;嗅いだり、食べたり、珍しい夢;触る、痛い、歩く、走る;空を飛ぶ―身体から魂がぬけていく)
著者等紹介
北浜邦夫[キタハマクニオ]
東京都医学総合研究所睡眠プロジェクト客員研究員。1944年東京生。1971年、東京大学人文科学系大学院心理学科からフランスに留学。リヨン大学医学部実験医学教室にて睡眠と夢に関する研究に従事。1980年より2009年までフランス国立科学研究所神経科学部門リサーチ・ディレクター。理学博士・医学博士。睡眠の発生メカニズム、レム睡眠の機能がテーマ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 現代世界美術全集 4