免疫学ハイライト<br> MHCの免疫学

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免疫学ハイライト
MHCの免疫学

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  • サイズ A5判/ページ数 124p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784498006980
  • NDC分類 491.8
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 免疫学は現在爆発的進展を見せており,その新しい知識を常に得るのは容易でない.本シリーズは免疫学の領域から興味深いテーマやトピックスにスポットを当て,各テーマごとの分冊として,最も新しい内容を図表を多用し,読み易く,volumeも手頃にまとめたものである.免疫学領域のホットな最新情報が容易に得られるシリーズである. 免疫機構の極めて重要な役割を担うMHCに関する最新情報をわかり易く解説した書で,MHC研究の基礎から応用に至る流れが理解できるよう配慮されている.MHC分子の発見の経過を追いながら現象論から導き出されたMHC分子の分子生物学的意義について述べ,次にMHC分子の結合部位,抗原提示の機構,MHC分子に結合し易いペプチドについて,およびペプチドワクチン作製への新しいアプローチなどの応用について解説している.     《目次》 目次 はじめに 〈小笠原一誠〉1 I.MHC研究の歴史 〈小笠原一誠〉3 A.近交系マウス 4 B.H-2コンジェニックマウス 7 C.H-2リコンビナントマウス 7 D.免疫応答遺伝子 11 E.MHC拘束 14 1.T細胞とB細胞間のMHC拘束 14 2.T細胞と抗原提示細胞間のMHC拘束 3.細胞傷害性T細胞と標的細胞間のMHC拘束 21 4.MHC拘束はどこで獲得されるのか 24 II.T細胞による抗原認識の現象論 〈小笠原一誠〉27 A.3分子複合体 28 B.抗原とMHC分子の間の結合試験 32 C.T細胞による抗原認識と免疫応答遺伝子 33 III.T細胞による抗原認識の分子論 〈小笠原一誠〉37 A.免疫グロブリンスーパーファミリー 38 B.MHCの遺伝子配列と分子構造 42 1.MHCの遺伝子配列 42 2.MHCの分子構造 45 C.MHC分子上の抗原ペプチド断片との結合部位 50 1.クラスI分子上の抗原ペプチドとの結合部位 50 2.クラスII分子上の抗原ペプチドとの結合部位 56 D.TCR上の抗原ペプチドおよびMHC分子との結合部位 58 IV.APCによる抗原プロセッシング 〈後藤田敏彦〉65 A.2種類のプロセッシング経路 66 B.内因性抗原の提示 68 1.抗原の分解 68 2.プロテアゾーム 71 3.抗原の移動 74 C.外因性抗原の提示 79 1.I鎖とクラスII分子 79 2.クラスII分子の移動 81 V.MHC分子に結合するペプチド 〈伊藤 靖〉83 A.T細胞抗原決定基 84 B.クラスI分子に結合するペプチドのモチーフ 86 C.クラスII分子に結合するペプチドのモチーフ 90 D.マウスクラスII分子結合性モチーフの同定 92 1.ペプチド上の機能部位 92 2.各クラスII分子に結合するためのアグレトープ上のアミノ酸 96 VI.Immunomanipulation 〈後藤田敏彦,伊藤 靖〉99 A.カセットセオリー 100 B.ブロッキングペプチド 106 C.おわりに 109 文献 111 索引 123