出版社内容情報
森久 聡[モリヒサ サトシ]
内容説明
瀬戸内海に臨み、世界遺産級といわれる近世の町並みが残る“鞆の浦”。埋め立て・架橋して道路を通すか、風光明媚な景観を守るか。まちは揺れ続けた。長年の対立、対話、裁判を経て、ついに道路建設は見送られた。なぜ人々は鞆港を守る運動に力を尽くすのか。ローカルな歴史文化、地域社会構造、政治風土と伝統、人々の記憶を背景に、鞆港保存問題の全容を解明。
目次
“鞆の浦”の歴史をたどる旅のはじまり
第1部 歴史保存とまちづくりへのアプローチ
第2部 鞆港保存問題に揺れるローカル・コミュニティ
第3部 鞆港保存問題の社会学的実証研究
第4部 “鞆の浦”の歴史保存とまちづくり
補遺 現地調査の実際―“鞆の浦”と鞆港保存問題の調査方法
著者等紹介
森久聡[モリヒササトシ]
1976年埼玉県生れ。2008年法政大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得満期退学。2012年法政大学より博士(社会学)学位取得。現在、京都女子大学現代社会学部准教授。専攻、環境社会学、都市・地域社会学、社会調査法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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