内容説明
正直者が得をする市場を目指して。うその取引、危険な製品が横行すると、正直者が損をする。事業者・行政・消費者…、それぞれの立場で取るべき対策がわかる、ネット通販や国際取引など最新の事例にも即した実践的考察集。
目次
序章 消費市場の問題(消費者相談に見るトラブルの傾向;問題の背景;対策の主体と対象;規範の作り方と守り方;まとめ)
第1章 製品安全(製品事故は増えているか;強制;圧力;良心;まとめ)
第2章 取引の問題(どんな取引が問題となるか;強制;圧力;良心;まとめ)
第3章 海外に関係する対策(海外の動きから学ぶ;国際的に協力する;国際的な規範を作る;まとめ)
終章 信頼できる消費市場とは(大昔の規範;日本の伝統的な市場;現代の日本の消費市場;変化した市場への対応;市場の規範がもたらすもの)
著者等紹介
谷みどり[タニミドリ]
1955年広島市生まれ。学生時代は消費者運動に取組み77年には東京大学消費生活協同組合の学生委員長に。79年に東京大学経済学部を卒業し、通産省入省。86年スタンフォード大学政治学修士。94年版通商白書の担当室長。96‐99年国際エネルギー機関(IEA)政策審査課長。環境省で04年版環境白書等の担当課長。05年に経済産業省消費経済部長、07年に経済産業省官房審議官(消費者政策担当)となり、製品安全や悪質商法の取締り等を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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