著者等紹介
金関寿夫[カナセキヒサオ]
1918年、松江市に生まれる。同志社大学英文科卒。神戸大学、コロンビア大学、サンディエゴ州立大学(いずれも客員教授)、東京都立大学、駒沢大学などを経て、1996年まで城西大学招聘教授。専攻はアメリカ文学および文化。1996年逝去
秋野亥左牟[アキノイサム]
1935年、京都市に生まれる。東京芸術大学彫刻科中退。1962年から6年にわたってインド、ネパールに滞在。ネパール滞在中に絵本『プンクマインチャ』(福音館書店)の原画を制作、この仕事で、1969年、第2回世界絵本原画展金牌を受賞。その後、ヨーロッパ・メキシコを経て、カナダに7年滞在。アメリカ・インディアンと暮らした経験をもつ。絵本作品に、『サシバ舞う空』(第51回小学館児童出版文化賞受賞)などがある。2011年逝去。『神々の母に捧げる詩―続 アメリカ・インディアンの詩』が遺作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
『おれは歌だ おれはここを歩く』 https://bookmeter.com/books/58448 の続編。なんと20年の時を経てですって。先住民(アメリカ・インディアン)の口承詩と秋野亥左牟さんの絵に、人々の営みと誇りを感じます。2021/10/03
遠い日
11
前作『おれは歌だ おれはここを歩く』は未読だが、本書だけでもじゅうぶん読み応えがある。秋野亥左牟氏の世界観と詩のイメージとがぴったりと寄り添ったすばらしい広がりと力強さで、迫ってくる。すべての命はひとつ、みな繋がりあって循環するものという考え方を自然に納得できる絵の世界。わたしの内奥にもある自然への回帰の路筋に少し触れられた気分。2015/10/08
ふう
7
アメリカ・インディアンの原始的な力強さと静けさを感じる詩。絵とすごく合ってる。…ちょっと怖かったりもするけどw2016/11/22
猪子
5
全体的に絵が独特だったので、私にはあんまりしっくりこなかったな。。たくさんのインディアンの言語を英訳された方はすごいなぁと思いました。2014/08/27
ユエ
4
よみはじめは まったく分からなくて困った。巻末の秋野さんの解説で、前作の”俺は歌だ~”を読みたくなった。2013/04/10