出版社内容情報
精神症状の治療に関して幅広い観点からまとめられており、心理療法の各理論についても、基本的な概念や技法、そして具体的な事例に至るまで、非常に内容が豊富である。また、いずれかのアプローチに偏することなく、公正な研究結果をまじえながら、それぞれのアプローチの長所や限界などを完結に示している。研究方法や倫理も丁寧に扱われており、臨床心理学を学ぼうとする人には格好のテキストとなるだろう。(「訳者あとがき」より)
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【関連書籍】
『 レクチャー精神科診断学 』 京都府臨床心理士会編 (定価2940円 2007)
『 カウンセリング大事典 』 小林司編 (定価9975円 2004)
内容説明
さまざまな精神症状に対する治療の基本的な考え方、各種理論、心理セラピーの概念と技法、具体的な事例、倫理的な問題までを、一冊でバランス良く概観できる入門書。
目次
第1章 道案内
第2章 身体医学的治療
第3章 精神力動的療法
第4章 行動主義的療法
第5章 認知療法・認知行動療法
第6章 人間主義的療法および社会‐文化的アプローチ
第7章 異常心理学の研究方法
第8章 セラピーの評価
第9章 倫理の問題
第10章 結論―臨床の実践
第11章 重要研究
著者等紹介
ケイヴ,スーザン[ケイヴ,スーザン][Cave,Susan]
イギリスのAレベル心理学試験補佐官および心理学講師
福田周[フクダアマネ]
1964年生まれ。上智大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程単位取得退学。大正大学人間学部人間福祉学科臨床心理学専攻准教授。臨床心理士。専門は病院臨床心理学
卯月研次[ウズキケンジ]
1969年生まれ。上智大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程単位取得退学。大正大学人間学部人間福祉学科臨床心理学専攻准教授。臨床心理士。専門は教育臨床心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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