出版社内容情報
・「これまで難解すぎて、敬遠されがちだったロシア・アバンギャルドの核心を指し示す光著である。」(中國新聞・2000.11.12付、伊藤俊治氏・評)
・「ロシア・アヴァンギャルドの全体像は複雑であり、それを理解するのはきわめて困難であった。本書は、その全体像をわかりやすく解明したこれまでにない好著である。」(2000年11月5日付・日本経済新聞、柏木博氏・評)
内容説明
ロシア革命という根源的社会変革のなかでデザインはどのような夢をもったか。ロシア・アヴァンギャルドはなぜ挫折せざるをえなかったか。歴史の闇のなかからその全貌を明らかにする。
目次
1 ロシア革命とデザイン(革命と芸術―一九一七‐一九二一;ネップの時代―一九二一‐一九二四)
2 構成主義のデザイン原理
3 ロシア・アヴァンギャルドのジャンル(グラフィック・デザイン;祝祭・ストリートのデザイン ほか)
4 デザインの周辺―ロシアの内と外(モダン・アートの言葉モデル;バレエ・リュスの世界 ほか)
5 ロシア・アヴァンギャルドの肖像(カジミール・マレーヴィチ;ウラジーミル・タトリン ほか)