近代教育思想を読みなおす

近代教育思想を読みなおす

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  • サイズ A5判/ページ数 309p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784788506671
  • NDC分類 371.2
  • Cコード C1037

出版社内容情報

 近代教育の理念・原理はその成立時から重大な問題をはらんでいたのではないか。ルソー前史からフーコーら現代思想までのテクストを歴史のなかで対象化して読みなおし,「教育学的反省」の隘路を退けつつあらたな教育思想史の書き換えを企てる。

内容説明

教育思想は近代にひそむ矛盾といかに格闘してきたか。なぜ「自由と平等」の理念が「競争と差別」の現実を生むのか。ルソー前史からポスト構造主義までのテクストを手がかりに、近代教育学のパラダイムを対象化し思想史の深みから「われわれの教育学批判」を問いかける、かつてない教育思想史の企て。

目次

序 近代教育思想をどう読むか
第1部 近代教育思想の形成(ルソーにいたるまで;文明化の過程と『エミール』―ルソーの「近代性」;啓蒙主義の教育思想(コンディヤックにおける理性年齢と原罪の概念;進歩と教育) ほか)
第2部 現代教育思想の挑戦(問題としての「知識教育」;教育関係の歴史的生成と再構成―システムと相互性;世界の区切り方を変える―グレゴリー・ベイトソンにもとづく教育人間学の試み;ハーバーマスと教育学 ほか)
第3部 教育学批判の系譜