人間この信じやすきもの―迷信・誤信はどうして生まれるか

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人間この信じやすきもの―迷信・誤信はどうして生まれるか

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  • サイズ B6判/ページ数 331,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788504486
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C1011

出版社内容情報

 人間は誤りやすく信じやすい。前後関係と因果関係を取り違えたり,ランダムデータに規則性を読み取ってしまったり,願望から事実を歪めて解釈したり。誤信迷信のよって来たる由縁を日常生活の数々の実例をもとに明快に整理,人間心理への理解を深める。

 誤信や迷信を許容していると、間接的にではあるが、別の被害を受けることになる。誤った考えを許容し続ける事は、初めは安全に見えてもいつのまにかブレーキが効かなくなる「危険な坂道」なのである。誤った推論や間違った信念をわずかとはいえ許容し続けている限り、一般的な思考習慣にまでその影響が及ばないという保証が得られるだろうか?世の中のものごとについて正しく考えることができることは貴重で困難であり、注意深く育てていかなくいかなければならないものなのである。(本文より)

 ・「SAPIO」98.6.10 紹介「人間こそ摩訶不思議」を知る12冊
 ・「鳩よ!」97.11月号 特集「売れなかった本、隠れた名著をさがす]」山本弘氏
 ・朝日新聞 93.7.4 米沢富美子氏評
 ・「出版ニュース」93.8下
 ・「だまされないための指南書」(週刊読書人 93.8.23 海保博之氏評)

目次

第1部 誤信の認知的要因(何もないところに何かを見る―ランダムデータの誤解釈;わずかなことからすべてを決める―不完全で偏りのあるデータの誤解釈;思い込みでものごとを見る―あいまいで一貫性のないデータのゆがんだ解釈)
第2部 誤信の動機的要因と社会的要因(欲しいものが見えてしまう―動機によってゆがめられる信念;噂を信じる―人づての情報のもつゆがみ;みんなも賛成してくれている?―過大視されやすい社会的承認)
第3部 いろいろな誤信の実例(種々の「非医学的」健康法への誤信;人づきあいの方法への誤信;超能力への誤信)
第4部 誤信を持たないための処方箋(誤信への挑戦―社会科学の役割)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テツ

20
人がデマや噂に流されるメカニズムについて実験なども交えつつ説明。どんな情報も発信者の思想信条によるバイアスがかかっていると肝に銘じること。人はみな例外なく自分が信じたい情報を無意識のうちに信じてしまうということを忘れないこと。全ての情報について片一方の発言にのめりこむことなく自分自身で反対意見にも目を通すこと。一番大切なのは揺らぐことのない絶対の正しさなどこの世界には存在しないという真理を手放さないことなんだろうな。虚栄の城を素晴らしいものだと言いくるめられ共に賛美するようになるまで騙されてはいけない。2020/06/25

ジョニジョニ

15
信憑性があるかどうかよりも、信じたいものを信じてしまうんだよなぁ〜という僕の考えを裏打ちするだろう、と思って読みました。自分にとって楽なこと、面白いこと、希望が持てることを信じたくなる。そういうことはそうそうないよ、と理路整然とまくしたてられると、つまらない。でも科学的な態度で生きようとするとそうなりがちだし、本当に面白いことって、ちょっとは頑張らないと得られないんだよなぁーとも思います。こんな分厚い本を読むのも、僕にはなかなか大変でしたけど、信じるに値する内容でした。2020/06/08

ボル

13
誤信について、実験事例などを交えながら詳しく解説した書。ダニエル・カーネマン「ファスト&スロー」にも紹介されていた。ダン・アリエリーの「予想どおりに不条理」など類似書がある。この手の書に興味があるなら、すんなり入っていけると思われる。内容が素晴らしく面白い。2019/06/01

eirianda

11
胡散臭い詐欺や偽医療や宗教には騙されたくない。マスコミの大袈裟な煽りに乗っかりたくない。人の噂にも惑わされたくない。けど、人間は因果関係考えながら話を作ってしまうもの。疑り深いと思ってるけど、人のことなら結構冷静に騙されてると分かるけど、この本を読めば読むほど、自分も陥りやすく冷静に分析できない人間に思えてきた。最終章のまとめを見て、気をつけたい。2016/01/25

8
図書館本。情報に触れた時に、それをどう信じてその信念がどう深まっていくか、というプロセスや、その情報が間違ったもの・効果のないものであってもなかなか信念の軌道修正が出来ない理由などが、丹念に説明されている。ある程度は人間が進化の過程で身に着けてきた習性なので変えようがないのだけど、そうであることを前提にして情報を精査することはできるとのこと。なるべく心に置いて、怪しい情報に踊らされないようになりたい。2016/11/03

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