時間と物語 〈3〉

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  • サイズ A5判/ページ数 542p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784788503656
  • NDC分類 201.1
  • Cコード C3010

出版社内容情報

 【新装版のお知らせ】
 『 時間と物語 〔新装版〕全3巻 』 P・リクール著 (定価 Ⅰ巻5040円,Ⅱ巻3990円,Ⅲ巻6090円 2004)
 旧版は品切れです。2004年に刊行いたしました新装版をお求め下さい。

内容説明

本書は、現象学によってつきつめられた時間性のアポリアを、フィクションと歴史という2大物語の交叉によって得られた物語の詩学によってのりこえようとする。ハイデガー的な時間の独白性から物語的対話性に至る道である。

目次

第1篇 時間性のアポリア論(魂の時間と世界の時間―アウグスティヌスとアリストテレスの論争;直観的時間か不可視の時間か―フッサール対カント;時間性、歴史性、時間内部性―ハイデガーと〈通俗的〉時間概念)
第2篇 物語の誌学―歴史・フィクション・時間(生きられる時間と普遍的時間のあいだ―歴史的時間;フィクションと、時間についての想像的変化;歴史的過去の実存性;テクストの世界と読者の世界;歴史とフィクションの交叉;ヘーゲルを断念する;歴史意識の解釈学へむけて)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いとう・しんご

8
物語が行う統合形象化の機能を検討した前巻につづいて、まず、アウグスティヌス、アリストテレス、フッサール、カント、ハイデガーの時間論を追考した上で、物語と読者の間で行われる再形象化を検討し、読者自身やその共同体については物語的自己同一性の成立を論じ、さらに現象と意識を包含する単数の時間そのものを検討することで、そのアポリアを更に深めていく・・・っていうか、けして一言でマトメや感想の言えるような本ではないし、だから読むに値する本でした(^^;)2023/03/21

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