内容説明
本書のお話を選ばれたアイリーン・コルウェルさんは、今年九十四歳になられるイギリスの女性で、人生の大半を児童図書館の発展にささげてこられた方です。このお話集は、自身もストーリーテラーとして活躍され、お話の名手であるコルウェルさんが、子どもに読み聞かせたり、語り聞かせたりすることを目的に集められたものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のん@絵本童話専門
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児童図書館の先駆者、コルウェルさんが選んだ語るためのお話集。ほどよい短さで読み聞かせにもぴったり。面白い短編集として子供自身が読んでもすごくいい!知っているお話もいくつかあったが、メリー・メリーはやっぱり痛快だし、サンタクロースとロバはじんわり感動。スーザンのへやは石炭が自分の部屋に降ってくることにびっくり仰天!おひゃくしょうさんと子ブタはにっこりコブタが愛らしく、くつなおしのニコラスさんは音の対比がとびきり愉快!どれもこれも一品級の選書です。読み聞かせなら幼年から、低・中学年2024/02/25
mimosa
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人生の大半を児童図書館の発展に捧げ、94歳になる著者が、子どもに読み聞かせたり、語り聞かせたりするために集めたお話12篇を紹介する。 12話目のサンタクロースとロバのお話は、ジプシーの荷馬車をひいて国中を回っていたが足がわるくなり置き去りにされたロバがサンタクロースのお供に荷物を運び素敵な農家のこどもたちに大事にされて暮らすことになるお話、2度読み返して心温まり涙が出ました。2020/10/18