出版社内容情報
駅のホームで、突然見知らぬ男たちに囲まれたクロロックとエリカ。彼らが探していたのは復讐心を燃やす父娘らしいのだが!? 正義の吸血鬼父娘が大活躍! 暗黒街の掟に立ち向かう!(解説/中村 航)
赤川 次郎[アカガワジロウ]
内容説明
駅のホームで、突然見知らぬ男たちに囲まれたクロロックとエリカ。黒のマント姿といういかにも怪しい格好のために、人違いされてしまったのだ。彼らが探していたのは、恐ろしい復讐心を燃やす父娘らしいのだが…!?暗黒街の掟に立ち向かう、正義の吸血鬼父娘が大活躍!表題作のほか『吸血鬼は時給八八〇円』『吸血鬼の祭典』の2編を収録した、“吸血鬼はお年ごろ”シリーズ第15作!
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。桐朋高等学校卒業。76年、サラリーマン生活のなかで執筆した「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞、ミステリー界に新風を吹き込む。以後、幅広い分野の小説を発表、ベストセラー膨大。2005年度日本ミステリー文学大賞受賞。16年吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
35
シリーズ第15弾。最初の『吸血鬼は時給八八〇円』が面白かった。本物の吸血鬼なのにバイトでお化け屋敷の吸血鬼役を。犯人とのやり取りの最後にちょっとびっくりしたけど、そういえば前もこういうことあった…。解説に中村航さん、赤川次郎作品初読みとのこと。 吸血鬼は時給八八〇円/吸血鬼の祭典/暗黒街の吸血鬼2017/01/06
白雪ちょこ
16
表題作、全3話となっている短編集。 今回は、相変わらずと言っていいほど犯人と間違えられる、クロロックとエリカ。 しかし、ヤクザ対吸血鬼といった面白い発想ながら、クロロックの能力で手足がしびれたにもかかわらず、大パニックを起こす子分たち。 といった、間抜けなヤクザを描くのも作者の得意技。 相変わらず、クロロックとエリカは強く、この親子には果たして適う者がいるのだろうか?と、コメディ要素も豊富で、最後まで楽しく読むことができた。2024/05/01
kurokami
8
シリーズ第15作!読みやすくさらりと読了。2017/01/09
Hika
4
本当、この親娘は最強。笑2016/08/22
Kana
4
今回はみどりと千代子が少ししか出てこなかったのは残念です。読みやすくて一気に読めました。2016/07/06