目次
1 入門篇―送り仮名に対する心構え(なぜ送り仮名が必要なのか;いつ送り仮名が必要か ほか)
2 基礎篇―送り仮名の前提・形式・規則(前提―漢文の送り仮名と通常の送り仮名;形式1 位置 ほか)
3 応用篇―送り仮名の具体相(二つの疑問;K領域(語彙領域)―動詞を中心として ほか)
4 練習問題
著者等紹介
古田島洋介[コタジマヨウスケ]
1957年8月3日神奈川県横浜市に生まれる。1981年3月東京大学文学部フランス文学科卒業。1989年3月東京大学大学院比較文学比較文化博士課程修了。専攻(学位):日中比較文学・漢文訓読論(文学修士・文学碩士)。現職:明星大学人文学部日本文化学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひよピパパ
10
漢文の読み方、特に送りがなについて詳しく論じられた一書。漢文を読む際、平安期の中古文法通りにならない部分が多くあることを知り、勉強になった。「どうしてそう読むのか」という普段もどかしく感じていた点の多くを本書が解決してくれた。ただ、本書でR(読み)K(漢字)C(補読)P(発音)E(活用語尾)といった記号で定型化する試みがなされているが、あまり分かりやすくない(笑)2023/03/20
dobrydenkrtek
1
初読は難しかったのだが、少し回り道をしてから再読すると今回は通読できた。今後も手元に置いて、必要に応じて参照したい本。2018/04/21
take
1
古田島先生の本はこれで3冊目。原則と例外を丁寧に説明してくれていて、他の著作同様、痒いところに手が届く内容だった。最後の補読領域については頭に入りきらなかったので、本書を辞書代わりに色んな漢文訓読に挑戦して知識を定着させたい。2016/10/20