小児神経学の進歩 〈第48集〉

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  • サイズ B5判/ページ数 120p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784787824059
  • Cコード C3047

出版社内容情報

日本小児神経学会主催の「小児神経学セミナー」の講義内容を書籍化。「小児神経と炎症」をメインテーマに各分野のエキスパートの先生方が図表や写真とともに詳細に解説。討論形式の症例検討では,参加した先生方による活発な討論や質疑応答の内容を掲載し,各先生方の臨床経験による貴重な知見等も得ることができる。小児神経学を志す若手の先生や,中堅・ベテランの先生方のブラッシュアップにも最適な一冊となっている。

目次
小児神経と炎症
小児免疫性神経疾患へのアプローチ 佐久間 啓
 I Guillain-Barre症候群
 II 抗NMDA受容体脳炎
 III 視神経脊髄炎
 IV 多発性硬化症

熱性けいれん・けいれん重積・急性脳症 診療ガイドラインの概説 前垣義弘
 I 熱性けいれん診療ガイドライン2015
 II 小児けいれん重積治療ガイドライン2017
 III 小児急性脳症診療ガイドライン2016

Clinical Conference(C.C.)
緩徐に進行する上肢の筋力低下を呈した12歳の女児
【司 会】千代延友裕  【症例担当】前田裕史

小児神経と炎症
小児の中枢脱髄性疾患 吉良龍太郎
 I 中枢脱髄性疾患総論
 II 小児の中枢脱髄性疾患の定義
 III ADEMの疫学と臨床像
 IV 中枢脱髄性疾患にみられる自己抗体
 V 小児MSの特徴
 VI 中枢脱髄性疾患の治療

末梢の病態 ~GBS,CIDP,MGの理解と実践~ 稲葉雄二
 I Gullain-Barre 症候群(Guillain Barre syndrome;GBS)
 II 慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー
(chronic inflammatory demyelinating polyradiculoneuropathy;CIDP)
 III 重症筋無力症(myasthenia gravis;MG)

脳神経外科領域の炎症と感染 林 俊哲
 I 頭蓋内感染症に対する対応
 II 急性脳症に対する対応
 III 脳血管の炎症性疾患
 IV 小児脳梗塞と炎症性疾患

中枢神経系免疫細胞ミクログリアの新規生理機能とその病態への関与 和氣弘明,加藤大輔,池上暁湖
 I 背景
 II ミクログリアのモード変化
 III 神経回路の発達におけるミクログリアの役割
 IV 母胎炎症のミクログリアへの作用
 V ミクログリアと情報処理異常

Clinicopathological Conference (C.P.C.)
Neurodegeneration with brain iron accumulationの一剖検例
【司 会】浜野晋一郎  【症例担当】村松一洋  【病理担当】清水 宏

小児神経と炎症
小児けいれん性疾患と神経炎症 ~熱性けいれんと神経炎症~ 福田光成
 I 感染と発熱
 II 体温上昇と熱性けいれん
 III 炎症性サイトカインと熱性けいれん
 IV 熱性けいれん重積と後の内側側頭葉てんかんの関連
 V 炎症性サイトカインと熱性けいれん重積後の二次性てんかん
 VI ヌクレオカインとけいれん性疾患
 VII HMGB1と熱性けいれん
 VIII HMGB1と熱性けいれん重積後の二次性てんかん
 IX IL-1βおよびHMGB1の作用機序

小児けいれん性疾患と神経炎症 ~てんかんと神経炎症~ 山中 岳
 I サイトカインとは?
 II 新たな展望 

辺縁系脳炎(自己免疫介在性脳炎)とてんかん 池田昭夫
 I 歴史的経緯
 II 各種抗体による病型の相違
 III 非典型的な自己免疫てんかんの症例
 IV 自己免疫てんかんの臨床的特徴と診断指針
 V 扁桃体腫大と自己免疫てんかん
 VI 診断アルゴリズムの提唱
 VII 治療
 VIII てんかん発作とmovement disordersの違いの仮説

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