内容説明
日本、または日本人により行われた時代をリードする研究を中心に、研究者自身が臨場感あふれる解説をする年度版。「とれたての話題」が、旬を逃さずに報告されている。
目次
β細胞の生物学・1型糖尿病(膵β細胞の細胞周期調節障害と2型糖尿病―cyclin dependent kinase inhibitor p27Kip1の役割;Cdk5によるブドウ糖応答性インスリン分泌調節 ほか)
インスリン作用・インスリン抵抗性(インスリンシグナルとインスリン受容体基質(IRS)‐2―膵β細胞視床下部特異的IRS‐2欠損マウス
GLUT4と糖・脂質代謝―metabolic flexibility ほか)
脂肪細胞の生物学(Visfatin―内臓脂肪に由来し、インスリン様作用を持つ新規蛋白;Vaspinの同定とメタボリックシンドローム ほか)
加齢・糖尿病合併症(インスリン、IGF‐1シグナル、酸化ストレスと加齢―Klothoによる加齢の抑制;糖尿病性腎症と組織レニン‐アンジオテンシン系―プロレニンの重要な役割 ほか)
臨床・展開研究(劇症1型糖尿病の臨床的特徴と診断基準の策定;運動による糖代謝改善―運動生理学的知見の臨床応用 ほか)
著者等紹介
岡芳知[オカヨシトモ]
東北大学大学院分子代謝病態学(糖尿病代謝科)教授
谷澤幸生[タニザワユキオ]
山口大学大学院医学系研究科病態制御内科学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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