出版社内容情報
【目次】
内容説明
僕らが通う鏡沢高校には校則がない。法律さえ守れば、服装も髪型もすべてが自由。しかし、校内での窃盗事件をきっかけに、僕は、どうにも拭いがたい違和感に気付いてしまった。学校だけでなく、街ぐるみで隠してきた秘密…そして、僕の友達が死んだ。鮮やかな伏線回収に鳥肌が立つリーガル・ミステリの傑作。
著者等紹介
五十嵐律人[イガラシリツト]
1990年岩手県生まれ。東北大学法科大学院修了。弁護士(ベリーベスト法律事務所、第一東京弁護士会)。『法廷遊戯』で第62回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yukaring
72
遵法精神を逆手に取ったようなシニカルなリーガルミステリであり、歪んだ社会問題に真っ向から取り組んだ問題作。校則の存在しない鏡沢高校では法律に反しない範囲で自由を謳歌できる。しかし学校中の防犯カメラが犯罪行為を徹底的に監視する。そんな仕組みにどこか違和感を感じる高校生の宏哉。ある日彼の友人が血を抜かれた無惨な遺体となって発見される。そして彼は違和感が決して学校だけではない事に気づく。秘密が渦巻き住人が二分される奇妙な街。様々な伏線が回収され真相へと導かれる怒涛のラスト。色々考えさせられる衝撃的な物語だった。2026/02/12
mayu
31
普通の高校とは異なるルールが設定がされている高校、独特の閉鎖感を感じさせる街。そしてタイトルにもなっている魔女の原罪とはなにか…。読み始めから先が気になって読むのがやめられない。異質さはどこで生まれてどうしてこうなったのかを知りたくて一気読み。法律の知識があらゆる所に出てくるのも面白くて興味深かった。「不作為」という言葉が印象的。同じ境遇の集団と思い込み思考が混ざり合った時の恐ろしさを感じる。一度生まれてしまった不安因子を取り除くのは難しい。色んな事を考えさせられる一冊。2026/01/18
よっち
26
週に3回、人工透析治療を受けながら高校に通う、和泉宏哉と水瀬杏梨。しかしある変死事件をきっかけに彼らが通う高校、そして住む街の秘密が暴かれていく特殊設定リーガルミステリ。校則がなく法律が絶対視される学校生活、魔女の影に怯える大人たち、血を抜き取られた少女の変死体の真相。一見自由でも監視される街には何があるのか。変死事件をきっかけに、宏哉が知っていく一連の事件の真相があって、街が抱えてきた業の深さには戦慄しましたが、その何ともやりきれない結末にやはり信じることはできなかったのかと考えずにいられませんでした。2026/01/05
ハチ15
3
p209より、「終着点はどこなのだろうと思いながら、 すっかり聞き入っていた。」 終着点はどこなのだろうと思いながら、すっかり読んじゃいましたが...。終着点はどこだったんだろう...。2026/01/20
のあ
2
作品を通して、加害者家族、被害者家族の社会での難しい立ち位置、弁護士の在り方など色々と勉強になるようなことが多かった。人間、町、色々な事情が錯綜して辿り着く結末には驚きを隠せなかった。宗教的な怖さだったり村八分のような相互共同体の怖さ、色々と感じた上で、幸せの享受を当たり前にできていることをもっと噛み締めたい。2026/01/12
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