日本の知、どこへ―どうすれば大学と科学研究の凋落を止められるか?

個数:
電子版価格
¥1,980
  • 電子版あり

日本の知、どこへ―どうすれば大学と科学研究の凋落を止められるか?

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月19日 05時19分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 279p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784535789500
  • NDC分類 377.21
  • Cコード C3040

出版社内容情報

日本の知が危機的な状況にある。過度の選択と集中で大学の研究費が不足し、多くの現場が疲弊しているからだ。その処方箋を探る。

【目次】
まえがき――国の懐具合と思い付きに振り回された20余年
第1章 大学改革――漂流し続ける政策
時間も資金も減少/国際的地位が低下/仕掛ける財務省/やせ細る研究/不毛な競争
第2章 博士人材――能力を生かせぬ社会
整数論と車/解決する力/産業側の変革必要
第3章 大学と評価――数値至上主義の危うさ
ビジネス/一面的/政策目標?/因果関係
第4章 企業の研究力――失われた長期的視点
真剣となまくら/「基礎」が衰退/米国の劣化コピー/社会を変えたい
第5章 入試改革――英語力向上目指し模索
民間試験導入/文科相が陳謝/インタビュー・2019年12月配信/実生活で役立つ力を/テストを独自開発
第6章 大学と政治――無責任体制
下村の「院政」/官僚への不信感/ビジネスチャンス/責任棚上げ/大学の迷走
第7章 科学技術基本計画――後退続く基礎研究
ノーベル賞30人/強まる官僚支配/数値目標を導入/イノベーション
第8章 研究とは何か――政策が現場の力を奪う
窮地を救った着想/専門を変える/小柴の助言/偶然、偶然、偶然/半導体開発に応用も/没頭する時間が欲しい
第9章 大学院生は今――若者に過酷なシステム
研究にロマン/全く安心できず/縦割りで置き去り/処理プロセス透明に
第10章  研究不正――背景に根深い問題
何度も繰り返す/ブレーキがない/ハラスメントに似る/風通しの良い環境を
第11章 データ争奪戦――どう守り、どう公開するか
AIで材料開発へ/こつこつ蓄積/つくる、使う/公開に課題
第12章 資金調達――拡大する大学間格差
喉がからから/産学連携に期待/10兆円ファンド/パッケージに不満続出
第13章 在野研究――大学の外に広がる学問
美しいハエ/ロシアと交流/一生分の材料/ひっそりと絶滅/心地よく、伸び伸び
第14章 地域との連携――大学を強くする
不利だけど豊か/農地を守る/離島の課題/日本酒学/スピード4倍に/多様性増す政策を
第15章 大学ガバナンス――自主性を阻む統制
学長権限を強化/独善的、恣意的/仲間の代表/共同体構築を
第16章 中国とどう向き合うか――日本の命運を決める国
摩擦呼んだ千人計画/研究で台頭、米国と対立/科学と民主主義/技術標準化で存在感
第17章 外から見た大学――孤立した存在からの変革
社長100人博士化/本当の目的は?/地域の声を聞く/最重要課題は「経営」
第18章 大学政策を考える――根拠に基づく立案を
傾斜配分は有効か/交付金削減が影響/因果関係はあるか/政府投資と人を増やす/分厚い中間層つくれ

内容説明

不毛な競争から豊かな共創へ。研究力の停滞とは一体何なのか。一体何が起きているのか。大学、企業、政府、地域社会、それぞれの立場から解きほぐして考えるための本。

目次

まえがき―国の懐具合と思い付きに振り回された20余年
大学改革―漂流し続ける政策
博士人材―能力を生かせぬ社会
大学と評価―数値至上主義の危うさ
企業の研究力―失われた長期的視点
入試改革―英語力向上目指し模索
大学と政治―無責任体制
科学技術基本計画―後退続く基礎研究
研究とは何か―政策が現場の力を奪う
大学院生は今―若者に過酷なシステム
研究不正―背景に根深い問題
データ争奪戦―拡大する大学間格差
在野研究―大学の外に広がる学問
地域との連携―大学を強くする
大学ガバナンス―自主性を阻む統制
中国とどう向き合うか―日本の命運を決める国
外から見た大学―孤立した存在からの変革
大学政策を考える―根拠に基づく立案を

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

げんさん

2
お金を出さなくても、競争させれば成果は上がるという仮説の検証実験は失敗に終わった。社会の皆さまに広くご理解いただいて、今の危機を乗り越える必要があると思っています。2023/03/19

Haruki

2
大学法人化以降、運営交付金の分配が数値ベースで決定され、特に研究の中間層が衰退する現実を大学運営、学生、企業、政府、海外(中国)、研究不正、などの切り口でルポルタージュしている。高度成長期の成功体験を引きずった失われた30年における経営の保守性が、企業、政治、大学いずれも目先の成果と空想的ビジョンの追求へ駆り立て、科学(基礎)よりも技術(応用)の目線となった。生物医学の激しい競争は不正・パワハラを生む構造(ぶら下り)を作った。大学ガバナンスの脆弱さも根深い。一方、地域連携や在野の新しい視点も垣間見える。2023/02/03

takao

2
ふむ2022/12/05

Go Extreme

1
大学改革―漂流し続ける政策 博士人材―能力を生かせぬ社会 大学と評価―数値至上主義の危うさ 入試改革―英語力向上 大学と政治―無責任体制 科学技術基本計画―後退続く基礎研究 研究とは何か―政策が現場の力を奪う 大学院生は今―過酷なシステム 研究不正―背景に根深い問題 データ争奪戦―どう守り公開するか 資金調達―拡大する大学間格差 在野研究―大学の外に広がる学問 地域との連携 大学ガバナンス―自主性を阻む統制 中国とどう向き合うか 外から見た大学―孤立した存在からの変革 大学政策を考える―根拠に基づく立案を2022/07/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19734593
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品