出版社内容情報
玄界灘に浮かぶ壱岐島には、邪馬台国の時代に渡来人と倭人が往来する海上の王国「一支国」があった。その中心となる原の辻遺跡で発見された巨大な環濠集落や国内最古の船着き場、さらには島内の拠点集落遺跡の発掘成果から見えてくる、交易大国の姿とは。
内容説明
玄界灘に浮かぶ壱岐島には、邪馬台国の時代に渡来人と倭人が往来する海上の王国「一支国」があった。その中心となる原の辻遺跡で発見された巨大な環濠集落や国内最古の船着き場、さらには島内の拠点集落遺跡の発掘成果から見えてくる、交易大国の姿とは。
目次
第1章 「魏志」倭人伝の島(海上の王都、原の辻;壱岐島の環境 ほか)
第2章 原の辻遺跡を掘る(原の辻遺跡の発見と調査の歴史;発掘でみえてきた遺跡の様相 ほか)
第3章 一支国を構成する弥生集落(車出遺跡群―独自の文化を築く集団;カラカミ遺跡―もう一つの交易拠点)
第4章 「南北市糴」の交易網(東アジア情勢で変化した交易網;一支国をめぐる各国の交易戦略 ほか)
第5章 これからの一支国(一支国研究の今後;さいごに)
著者等紹介
松見裕二[マツミユウジ]
1976年、佐賀県鳥栖市生まれ。別府大学文学部史学科卒業。旧芦辺町教育委員会に採用となり、現在、壱岐市教育委員会社会教育課に勤務。一支国弥生集落実態解明調査を担当し、原の辻遺跡、カラカミ遺跡、車出遺跡群の集落形成および構成変遷解明調査を実施(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。