出版社内容情報
カラリパヤットの源流を求めて
すべての学問・技芸がそうであるようにインドでは武術もまた神々に属している――。
インド各地への広いフィールドワークと、『ラーマーヤナ』『マハーバーラタ』といった叙事詩から「ヴェーダ」文献までを博捜し、神話、歴史、技術、思想、蘇生術、アーユルヴェーダなど、伝統の武術カラリパヤットが内包する豊穣な体系を解き明かす名著、待望の増補改訂。補編として幻のチベット武術「獅子吼金剛拳――チベット密教の武術」の一編を附す完全版。
内容説明
カラリパヤットの源流を求めて。歴史、技術、思想、蘇生術からアーユルヴェーダまで―。インド伝統の武術カラリパヤットの全容を明らかにする名著、待望の増補改訂。補編として幻のチベット武術「獅子吼金剛拳―チベット密教の武術」の一編を附す完全版。図版多数。
目次
第1篇 カラリの武術(武術の始まり;ヴェーダの武術;むき出しの子宮;野獣になる―体術;人になる―武器術;勇者になる―拳法術)
第2篇 カラリの身体(断末魔の悲鳴;末魔と経穴;末魔と密教)
第3篇 カラリの医術(タントラの医学;アビヤンガとシローダーラ;ウリチル究極のマッサージ)
補論 獅子吼金剛拳―チベット密教の武術
著者等紹介
伊藤武[イトウタケシ]
1957年、石川県出身。作家、イラストレーター。サンスクリット語とヨーガの講師、古式ムエタイをはじめとした東南アジア伝統武術の研究を行う。1979年、最初のインド旅行に出発。約2年間にわたってインド全土、ネパール、スリランカ、タイを放浪する。以後もこれらの地域を繰り返し訪問し、遺跡調査、神話・伝説、風習、武術、食文化等の収集に努める。インド研究家として周辺地域の歴史や文化にも造詣が深い。全国でオリジナルテキストを用いたサンスクリット語講座等を開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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