出版社内容情報
広島県・福山市の西部を流れる芦田川の川底から、中世の町並がそっくり姿をあらわした。東アジアをおおう流通網のなかで瀬戸内海と内陸を結ぶ港湾集落が、いきいきとよみがえる。文献からは復元できない中世の町の姿とその盛衰を描きだした中世考古学の先駆的発掘。
内容説明
広島県・福山市の西部を流れる芦田川の川底から、中世の町並がそっくり姿をあらわした。東アジアをおおう流通網のなかで瀬戸内海と内陸を結ぶ港湾集落が、いきいきとよみがえる。文献からは復元できない中世の町の姿とその盛衰を描きだした中世考古学の先駆的発掘。
目次
第1章 伝説の町の発見(幻の町・草戸千軒;川底の遺跡 ほか)
第2章 中世の町を掘る(集落成立以前;中世集落の成立(一三世紀中頃~後半) ほか)
第3章 人びとの暮らし(活発な流通網;木簡が語る経済活動 ほか)
第4章 内陸と瀬戸内をつなぐ町(古代の芦田川河口地域;草戸千軒の古地名 ほか)
第5章 よみがえる「草戸千軒」
著者等紹介
鈴木康之[スズキヤスユキ]
1959年、愛知県生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学、博士(文学)。広島県立歴史博物館主任学芸員を経て、県立広島大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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