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内容説明
難解だといわれる“日本最初の哲学書”を初学者でも読める平易な現代口語訳に!『善の研究』第三編「善」の徹底解読書。
目次
人間の行為を、心理学的に、意識現象(とくに意志)として考えてみる
人間の行為(≒意志)は、科学的だけでなく、哲学的にも考えるべきだ
意志の自由とは、選択できることではなく、自己の内から必然的に出てくること
実在は、理論的にだけでなく、価値的に考えてこそ、真に理解できる
直覚説―「善は、そのまま明らかにパッとわかるものだ」?
権威説―「善は、とにかくエライものに従っていることだ」?
合理説(主知説)―「善は、知的に理屈で判断できるものだ」?
快楽説(功利主義)―「善は、幸福度や快楽量で測れるものだ」?
活動説(主意説)―「善は、自己(意志)が現実化・完成することだ」!
統一する力としての「人格」や「理想」という視点から、善を考える
善い行為は、いかなる動機でされるのか(その内的な仕組み)
善い行為で、いかなる結果を求めるのか(その具体的な中身)
どんな境遇や能力の人であっても、完全な善行はできる
著者等紹介
大熊玄[オオクマゲン]
1972年、千葉生まれ、新潟育ち。立命館大学史学科(東洋史学専攻)卒業、金沢大学大学院文学研究科修士課程(比較思想研究室・インド哲学)修了、同大学院社会環境科学研究科(博士後期)満期退学。専門は東洋思想・日本哲学(西田幾多郎、鈴木大拙)。1999年から約一年半のインド・プネー大学への留学より帰国後、石川県西田幾多郎記念哲学館の開館準備に携わる。金沢大学非常勤講師、石川県西田幾多郎記念哲学館専門員・学芸課長を経て、現在、同館副館長、立教大学文学部・大学院21世紀社会デザイン研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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