内容説明
長期・広域の避難者が多数発生した東日本大震災と福島原発事故。避難者を受け入れた地域ではどのような支援が構築されたのか。避難当事者、自治体、ボランティア、支援団体などによって、数々の実践がなされた埼玉県各地の事例を網羅的に調査・分析し、災害時における避難者受け入れと支援の課題を明らかにする。
目次
序章 東日本大震災・福島原発事故と広域避難
第1章 広域避難と受け入れコミュニティ―先行研究の検討と本書の分析枠組み・研究方法
第2章 緊急避難期(2011年3月)―広域避難者への公的支援と民間支援1
第3章 避難生活の開始期(2011年4月~2012年3月)―広域避難者への公的支援と民間支援2
第4章 避難生活の長期化期(2012年4月~2017年3月)―広域避難者への公的支援と民間支援3
第5章 避難生活の超長期化期(2017年4月~)―広域避難者への公的支援と民間支援4
第6章 広域避難者支援のローカルガバナンスと社会学
著者等紹介
西城戸誠[ニシキドマコト]
1972年、埼玉県生まれ。北海道大学大学院文学研究課博士課程修了。博士(行動科学)。法政大学人間環境学部教授。専門は環境社会学、地域社会学、社会運動論
原田峻[ハラダシュン]
1984年、埼玉県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。博士(社会学)。金城学院大学人間科学部講師。専門は地域社会学、社会運動論、NPO論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。