シリーズ「遺跡を学ぶ」<br> 出雲王と四隅突出型墳丘墓 西谷墳墓群

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シリーズ「遺跡を学ぶ」
出雲王と四隅突出型墳丘墓 西谷墳墓群

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  • サイズ A5判/ページ数 94p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784787718334
  • NDC分類 217.3
  • Cコード C1021

出版社内容情報

出雲平野と斐伊川の流れを見下ろす眺望のよい西谷丘陵に、長方形の台状墳丘に四隅が突き出した突出部をもつ巨大な墳墓がつくられた。弥生時代後期に出現したこの「出雲王」の墳墓でとりおこなわれた墓上祭儀を明らかし、古代出雲の世界を探究する。

第1章 西谷墳墓群の発見
   1 中学生が発見した遺跡
   2 四隅突出型墳丘墓の確認
   3 島根大学による発掘調査

第2章 発掘でわかった王墓の姿
   1 白く輝く「コタツ」形の墳丘
   2 王墓の祭具
   3 王墓の祭儀
   4 王の棺椁と王を飾った舶来品

第3章 西谷墳墓群が語る古代出雲
   1 「西谷王朝」四代の王
   2 王の居館はどこに
   3 四隅突出型墳丘墓の変革
   4 墓上祭儀の確立

第4章 出雲王とその時代
   1 出雲王の誕生
   2 出雲王の外交
   3 出雲王の行方

第5章 史跡公園「出雲弥生の森」
   1 墳墓群の保存と活用へ
   2 整備された墳墓群
   3 出雲弥生の森博物館

渡辺 貞幸[ワタナベ サダユキ]
著・文・その他

内容説明

出雲平野と斐伊川の流れを見下ろす眺望のよい西谷丘陵に、長方形の台状墳丘に四隅が突き出した突出部をもつ巨大な墳墓がつくられた。弥生時代後期に出現したこの「出雲王」の墳墓でとりおこなわれた墓上祭儀を明らかにし、古代出雲の世界を探究する。

目次

第1章 西谷墳墓群の発見(中学生が発見した遺跡;四隅突出型墳丘墓の確認;島根大学による発掘調査)
第2章 発掘でわかった王墓の姿(白く輝く「コタツ」形の墳丘;王墓の祭具;王墓の祭儀;王の棺椁と王を飾った舶来品)
第3章 西谷墳墓群が語る古代出雲(「西谷王朝」四代の王;王の居館はどこに;四隅突出型墳丘墓の変革;墓上祭儀の確立)
第4章 出雲王とその時代(出雲王の誕生;出雲王の外交;出雲王の行方)
第5章 史跡公園「出雲弥生の森」(墳墓群の保存と活用へ;整備された墳墓群;出雲弥生の森博物館)

著者等紹介

渡辺貞幸[ワタナベサダユキ]
1945年生まれ。東京都出身。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。島根大学法文学部教授、出雲弥生の森博物館館長をへて、島根大学名誉教授、出雲弥生の森博物館名誉館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月をみるもの

16
古事記には、なぜあれほど多くの出雲関連エピソードが出てくるのか? それは2000年前の出雲が、半島からの文明の流れをいちはやく摂取する先進地であり、列島内でも九州と並ぶ大きな勢力を持っていたからだ。そして、この西谷こそが出雲王朝の王たちの墳墓なのであった。現地を訪れたあとで5年ぶりに読むと、初読の時にまったく見えてなかった景色がみえてくる。2024/04/13

月をみるもの

11
古事記前半の実質的な主役のひとりであるオオクニヌシが納めた出雲。そのモデルとなったであろう出雲王の墳墓が、この西谷墳墓群。日本海側に多い四隅突出型(〜著者いわくコタツ型)墳丘墓の謎は、そのまま日本という国の成り立ちにつながっている。紀元節というでっち上げの建国記念日を祝ってる予算とかあるなら、こういう学術研究に振り向ければいいのになあ。2019/02/11

うしうし

4
西谷3号墳の構造・主体部・埋葬儀礼・副葬品などを詳細に解説。「石主(せきしゅ)」と呼ばれる「葬られた人物の霊が憑依した依代と観念されたシンボリックな祭具」は四隅突出型墳丘墓に特徴的なもので大変興味深い。山陰や日本海沿岸地方に特徴的に分布する、これらの弥生墳墓を理解する上での入門書となりうる書籍。ただ、四隅突出型墳丘墓が注目され始めた1990年代にも、調査の進展に関わらず、遺跡の破壊や現状変更が進んでいた状況を知り、遺跡保存の厳しさをも再認識した。2018/06/11

Takashi 

3
出雲を代表する王墓である西谷墳墓群、特徴的かつ大型の四隅突出墓では祭祀や他地域からもたらされた器物など、出雲と各地とのネットワークをうかがいしることができる。王の居住した集落の推定や史跡整備など、墳墓にとどまらず弥生時代後期の出雲を知る上で格好の一書。2018/08/20

Yoshihiro Yamamoto

1
B+ 初めて「四隅突出型墳丘墓」を見た時はそのへんてこりんさに驚いたものだ。この古墳、大和朝廷の支配(前方後円墳の存在がその象徴)が出雲地方に及ぶ以前、弥生時代後期のものだと知ってさらに驚く。そして、この本でこの古墳の発祥は三次のあたりだと知って、さらに驚く!山陰地方の奥といえば「たたら」を思い出す。製鉄技術をもっていた何らかの集団が一定の権力を持ち、このような古墳を築いたのではないか。そして、半島や大陸との交易の発展につれて日本海側へでて、さらに福井の方へ伝播して行ったのでは…。頭の中で想像が膨らむ!2023/03/10

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