内容説明
グローバル化と3.11以降の現代日本を、丸山眞男・内田義彦・安丸良夫らの戦後社会科学の展開史から考察。「主権在民」という切り口から今日の社会科学のあり方を問う。
目次
第1部 戦後社会科学の視座旋回―「主権在民」理念の主体化をめぐって(自生的社会科学の形成にむけて;丸山眞男の模索―戦後社会科学の一代表者;内田義彦の模索―主体化をめぐる視座の旋回;歴史学における主体化模索の展開と視座の旋回―特に安丸良夫の模索を事例に)
第2部 生活者の側からみた社会科学へ(観察の対象;「個」としての人格的成長論―戦後改革期から高度成長期への展開;等身大の自己形成が求めるもの;生活者の側からみた社会科学へ―社会科学者の立脚点について)
付録 歴史認識の形成にかかわる小篇
著者等紹介
寺田光雄[テラダミツオ]
1943年12月和歌山県生まれ。1966年和歌山大学経済学部卒業。1972年名古屋大学大学院経済学研究科博士課程満期退学。同年6月~2002年3月埼玉大学(教養部、のちに経済学部)教員。担当、社会思想史ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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