内容説明
学生、留学生、教員、職員、大学生協、取引業者、訪問者…今は一見平穏に日常生活を送っている人たちは、東日本大震災にどのように遭遇し、その後の日々を過ごしたのだろうか。一人ひとりの個人の声に耳を傾け、聞き書きを続けていくなかで、はじめて知ることのできた隣人たちの多様な震災体験の記憶。
目次
1 「とうしんろく」とは(「とうしんろく」の経験―個人的・主観的な体験と記憶の価値;「とうしんろく」の活動―活動の方法とひろがり;「とうしんろく」の話者―話者の属性や体験の特徴)
2 記憶と体験の記録(学部生・院生;留学生;教員・研究員;大学職員;大学生協・業者・訪問者)
3 「とうしんろく」運営ボランティアの声(「3・11」を語り聴くということ―自分への問いかけ;「とうしんろく」の活動を振り返って;癒しとしての「とうしんろく」;雑多な体験を拾い上げ、記録するということの意味;災害化学からみた「とうしんろく」;「とうしんろく」の役割;復旧の足跡)
著者等紹介
高倉浩樹[タカクラヒロキ]
とうしんろく共同世話人。東北大学東北アジア研究センター准教授(文化人類学)。学際的な視点から、シベリア先住民への温暖化の影響分析や、映像を使った異文化交流実践を行っている
木村敏明[キムラトシアキ]
とうしんろく共同世話人。東北大学文学研究科准教授(宗教学)。インドネシア、スマトラをフィールドに、災害後の社会における宗教の動向を宗教学的視点から検討してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
ゆかば
kon