ユートピアの崩壊 ナウル共和国―世界一裕福な島国が最貧国に転落するまで

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ユートピアの崩壊 ナウル共和国―世界一裕福な島国が最貧国に転落するまで

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  • サイズ B6判/ページ数 210p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787710178
  • NDC分類 274.5
  • Cコード C0036

内容説明

これはナウルだけの問題なのか―。豊富なリン鉱石資源の輸出により実現した税金なし・社会保障完備の“地上の楽園”は、なぜ短期間で破綻してしまったのか?太平洋に浮かぶ世界一小さな島国を襲った悲劇の物語から読み取るべき教訓とは―。

目次

プロローグ 廃墟と化した島国
1 リン鉱石の発見
2 日本軍の占領と独立
3 島の黄金時代
4 放漫経営のツケ
5 犯罪支援国家
6 難民収容島
7 国家の破綻
8 援助パートナーの思惑
9 肥満と糖尿病
10 リン鉱石頼みの国家再建
エピローグ ナウルの教訓

著者等紹介

フォリエ,リュック[フォリエ,リュック][Folliet,Luc]
1979年フランス生まれ。フリーの映像ジャーナリスト。グルノーブル政治学院卒業

林昌宏[ハヤシマサヒロ]
1965年愛知県生まれ。翻訳家。立命館大学経済学部経済学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

81
興味本位で手に取った人の期待を裏切らない内容。海外の事例を引いた本を読むと、結論で「だから日本でも●●すべき」とかいう警鐘を鳴らすことが多い。だがこの本はそのパターンに当てはまらない。というか警鐘を鳴らすところは人間一般の悲しい性の方で、「あぶく銭を掴むとろくなことがない」「食生活が乱れて体を動かすことがなくなると糖尿病になる」とか。他国がしたら差別とか偏見とかになるけど、自国で自虐的に映画を製作して、欧米やアジアの新興国に配給すれば、いい外貨稼ぎになるんじゃないの?2017/04/01

ヒロキです

14
ナウル共和国についての話。 ナウルについて、授業で調べものとして読んだが、ナウルについてそこまで興味の無かった自分でも面白かった。 アホウドリの糞からリン鉱石が産まれ巨万の富を得たナウルの勃興と衰退の話は、しっかり金を持つことも知恵が必要なのだと思わされた。2020/08/19

kotte

14
凄まじい国があるものです。一般家庭に家政婦がつき、必要な労働は外国人がやってくれ、不労所得で暮らせた国は再起を図ることができるのでしょうか。世界各国から援助がされているようですが、一旦堕落すると立て直すのは難しそうですね。2017/06/24

ころこ

11
オーストラリアの北東に浮かぶ太平洋上の島国ナウル共和国は、人口1万人に満たない小国です。この国が本書で取り上げられる理由は、その劇的な歴史にあります。リン鉱石の採掘で、一時ナウル国民は働かなくてよくなりました。1970年代の国民一人当たりGDPは2万ドルに達し、車を複数台所有して、面倒なことは外国人に働かせる暮らしを謳歌していたのです。ところが、95年にリンの鉱脈が枯渇します。それまで稼いでいた資金は、投資会社の乱脈経営により雲散霧消します。窮して手を出したタックスヘイブンや自国パスポートの無審査販売で国2017/11/26

千住林太郎

5
豊富なリン鉱石により巨万の富を築きあげたナウルは、文字通り不労所得を得て国民が生活する国であった。しかし、リン鉱石の枯渇により同国は経済危機を迎え他国の支援なしには立ち行かなくなってしまう。もちろん、ナウル政府も資源の枯渇を見越していたが投資の失敗や政府関係者の浪費により富は消え失せていた。ナウルに残ったのは勤労意欲と伝統文化を失った生活習慣病に悩む国民と荒廃した国土であった。 本書は再建に奮闘するナウルを描き締めくくっているが、再建の切り札がリン鉱石という所に、一抹の不安を覚えてしまう。2022/09/06

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