出版社内容情報
エジプトのクフ王のピラミッド、中国の秦の始皇帝陵など世界の巨大な墓に勝るとも劣らない大古墳・仁徳陵古墳。そこにねむっているのは誰なのか。どのようにしてこの巨大な古墳はつくられたのか。現在わかっている資料をすべて検討して、立ち入りを許されない古墳の真の姿にせまる。
内容説明
世界遺産であるエジプトのクフ王のピラミッド、中国の秦の始皇帝陵に劣らない巨大な仁徳陵古墳。陵墓のため立ち入りを許されないが、明治期に描かれた絵図、ボストン美術館収蔵の仁徳陵古墳出土とされる鏡や大刀、宮内庁による調査などからその真の姿を追求する。
目次
第1章 史上最大の前方後円墳(巨大な墓;日本最大の墳墓は仁徳天皇陵?;伝承と絵図が残る古墳)
第2章 あばかれた内部(あらわれた石棺・石室;前方部石室の出土品;五世紀の武装;仁徳陵古墳のころの新技術)
第3章 仁徳陵古墳を復元する(仁徳陵古墳の特色;宮内庁による観察報告;設計のモデルは、どの古墳?;墳丘の復元;仁徳陵古墳と陪家)
第4章 埴輪と須恵器を焼く(採集された埴輪;須恵器の大甕はステータスシンボル)
第5章 古墳時代のネットワーク(百舌鳥古墳群とその周囲の古墳群;仁徳陵古墳とその後の支配方式の転換)
著者等紹介
一瀬和夫[イチノセカズオ]
1957年、大阪市生まれ。1979年、関西大学文学部史学科卒業。博士(文学)大阪府教育委員会文化財保護課技師・主査、大阪府立近つ飛鳥博物館主任学芸員などを経て、京都橘大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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