内容説明
日本の古代国家形成解明の鍵をにぎる巨大古墳。その多くは天皇陵に指定され、研究者といえども立ち入ることはできない。この「陵墓」古墳をさまざまな角度から追究、天皇陵や陵墓参考地の実像を明らかにする。
目次
第1章 天皇陵と古墳
第2章 天皇陵はどのように決められたのか
第3章 陵墓参考地の検討
第4章 陪塚の検討
第5章 考古学の社会的役割と陵墓古墳の公開
附 『帝陵発掘一件』の考古学的検討
著者等紹介
今井堯[イマイタカシ]
1932~2009年。岡山県生まれ。文化財保存全国協議会常任委員、同「陵墓」問題特別委員会委員長。東山道を保存する会代表、国分寺・名水と歴史的景観を守る会代表などを歴任、文化財保護などの住民運動に先頭になってとり組む。2009年「陵墓」古墳の本質の検証、他の業績で第10回和島誠一賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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