内容説明
いまから一三〇年前の明治一〇年六月、来日すぐのモースは、汽車で横浜から東京に向かう途中、大森停車場をすぎたところで線路際に露出した貝塚を発見した。―こうして始まる日本最初の考古学的発掘と刊行された報告書の内容と特徴をわかりやすく解説する。
目次
第1章 日本考古学発祥の地(二つの貝塚碑;大森貝塚の位置)
第2章 モースと大森貝塚の発掘(動物学者・モース教授;大森貝塚の発掘)
第3章 報告書『大森貝塚』を読む(二つの報告書の刊行;報告書の内容)
第4章 モースの発掘と日本考古学(モースの学説と明治日本;断絶したモースの系譜)
第5章 大森貝塚研究の進展(その後の大森貝塚発掘;大森貝塚出土土器の研究 ほか)
著者等紹介
加藤緑[カトウリョク]
1950年神奈川県生まれ。明治大学文学部史学地理学科卒業。現在、大田区立郷土博物館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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