内容説明
「いのちの時代」への希望を求めて。稲の自然農法研究を続ける農学者が、各界で活躍する4人の語り部たちと交わした「いのちの言葉」の響き。新しい時代の創造に向けて、いのちのありよう、希望のありようを語る。
目次
第1章 マザー・テレサを語る(対談・千葉茂樹)
第2章 自然農と自然農の心(対談・川口由一)
第3章 美しい地球を子供たちに(対談・高木善之)
第4章 「ガイアシンフォニー」を語る(対談・龍村仁)
第5章 育種学と自然農法研究から(中井弘和最終講義録)
著者等紹介
中井弘和[ナカイヒロカズ]
1939年福井県武生市生まれ。農学博士。専門は植物育種学、持続可能型農業科学。主に突然変異育種による稲の白葉枯病抵抗性品種育成に関する研究に従事、1991年からは稲の自然農法に焦点をあてて研究を行なう。1965年東京農工大学農学部卒業。京都大学大学院農学研究科修士課程に進学、育種学講座で稲の突然変異育種の研究を開始。1967年11月同博士課程中途退学。同年12月から京都大学助手として農学部附属農場に勤務。1969年より静岡大学農学部に移り、助手、助教授を経て1989年から教授。1995~1999年静岡大学農学部長。2000~2004年静岡大学副学長。2005年3月定年退職、4月より同大学名誉教授。1979~1982年、国際原子力機関(IAEA)の派遣専門家として働く(バングラデシュ・マイメンシン、オーストリア・ウィーン)。1998~2001年、日本農学アカデミー副会長(第1期)。現在、NPO法人「MOA自然農法文化事業団」の技術顧問として大仁農場(静岡県伊豆の国市)で稲の育種に取り組むほか、棚田の修復と自然農(法)による稲づくりの学びの場「清沢塾」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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