内容説明
縄文時代、西北九州・有明海沿岸には、干潟が育む豊富な魚介類を糧に多くの貝塚がつくられた。その中心的遺跡のひとつ、曽畑貝塚から出土した「曽畑式土器」やドングリ貯蔵穴などから、朝鮮半島から沖縄諸島に広がる海の交流と曽畑縄文ムラの暮らしを描く。
目次
第1章 豊饒の海と考古学(有明海と貝塚;貝塚に魅せられた研究者たち)
第2章 曽畑式土器の世界(曽畑式土器とは;編年の追究と朝鮮半島起源論 ほか)
第3章 曽畑縄文ムラの復元(低湿地発掘と生活環境の復元;ドングリ貯蔵穴群の発見 ほか)
第4章 未来につながる曽畑貝塚
著者等紹介
木崎康弘[キザキヤスヒロ]
1956年生まれ。明治大学文学部史学地理学科考古学専攻卒業、博士(史学)。熊本県内小学校教諭を経て、熊本県教育委員会文化課で埋蔵文化財の調査に携わる。現在、熊本県立装飾古墳館主幹(学芸課長)。熊本県教育委員会ほか
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