内容説明
古代史解読のシナリオを提出。記紀に展開されている物語は、どのような現実をふまえているのか。古代史の謎に合理的な解釈をほどこし、日本神道の起源や生産力と武力の根源である金属錬技術の発展をたどって、倭人のルーツを探る。
目次
第1章 伊勢神宮の謎―天照大神は皇祖神なのか?
第2章 原始信仰の復元―神社より前の日本では何を祀っていたか?
第3章 新しい神の登場―金属精錬技術が権力把握の鍵
第4章 物部氏の実像―大連家の勢力の秘密は何か?
第5章 海人族の活躍―天皇家を支えた海人たちの実力
第6章 豊の国の秘密―秦氏と蘇我氏の勢力の背景
第7章 宇佐八幡の謎―邪馬台国と日本神話の接点
第8章 倭人ルーツ―その複雑な構成
第9章 日本国家の誕生―渡来王朝の成立過程
第10章 『記・紀』の秘密―その建前と創作の技法は?
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