魅惑の集団自殺

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  • サイズ B6判/ページ数 321p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787585738
  • NDC分類 993.61
  • Cコード C0097

内容説明

破産した実業家が自殺しようとした納屋には自殺寸前の軍人がいた。自殺願望をもつ人たちを集めながら、集団自殺の地を目指してバスツアーが出発する。やがて人々のあいだに思いもよらないことが…。独特のブラックユーモアを駆使して、増加する自殺志向の現実に切りこみ、生きる力の源を問う。映画化され、多くの国々で翻訳、出版されている現代フィンランド文学の名作。

著者等紹介

パーシリンナ,アルト・タピオ[パーシリンナ,アルトタピオ][Paasilinna,Arto Tapio]
1942年フィンランド生まれ。新聞記者出身。『野ウサギの年』(『行こう!野ウサギ』めるくまーる刊)、『幸せな男』、『首吊り狐の森』、『心優しき毒造り』、そして『魅惑の集団自殺』などを通し、一躍国民的なユーモア作家となる

篠原敏武[シノハラトシタケ]
1945年東京生まれ。出版社の編集者を経て、1976年フィンランドに渡る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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きゅー

10
人生にうんざりしたレッロネンは、新聞の広告欄で募集した数十人もの自殺志願者と一緒に集団自殺をしようと考えた。 彼らは新車の大型バスを貸切ってヨーロッパ中を旅しながら、最高の死に場所を求めることにした。自殺という深刻な事態をユーモラスに描いており、エネルギッシュな彼らの酔っぱらい珍道中が楽しめる。が、結末はあまりにありきたりで、読者が予想する結末そのものではないだろうか。結局は無味無臭の教訓めいたお話になってしまっており、お手軽な消耗品に思えた。2017/11/17

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