古本が古本を呼ぶ―編集者の書棚

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古本が古本を呼ぶ―編集者の書棚

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787291578
  • NDC分類 024.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報

一冊の古本との出合いが別の古本を呼び寄せる、果てしなく続く不思議な連鎖──。原稿紛失の話や編集者の習性、古本で儲けそこなった話や著者と編集者の微妙な関係など、黒子を脱いだ編集者が素顔をさらしてつづる、本と著者と出版社の世界。

"第1章 編集者、古本に出会う
 古本にみる“嫌いな名前”の話
 「原稿が書けない著者」と編集者
 没体験の話
 世に出ない遺稿の話
 またまた原稿紛失の話
 作家の自作朗読の話
 古本にみる「序文」の競演
 校正者の出てくる小説
 検印を押す話
 奥付を間違えそうになった話
 第一創作集が出来上がったとき――真杉静枝の小説から
 献本へのお礼の話
 本盗人の話
 川端康成のもう一つの顔
国文学者が書いた小説――坂本浩『時ぞ待たるる』ほか

第2章 出版史のなかの編集者と作家
 古本が古本を呼ぶ話――昭和十年代の協和書院をめぐって
 小田嶽夫『文学青春群像』をめぐって――竹村書房のことなど
 ぐろりあ・そさえて寸描――神戸出身の出版人、伊藤長蔵のおもかげ
 金尾文淵堂――その人と仕事
 古きよき時代の編集者と文士たち――車谷弘の二冊の随筆集から
 ある出版人の足跡――明石書房と青年芸術派
 大阪の古い出版社――プラトン社・波屋書房・淑女社
 二冊の編集者追悼集――『大森直道さんを偲ぶ』『回想の森一祐』
 珍しい編集者批判
 追悼、創元社・矢部文治氏

r> 「異本」の存在が古典を成立させる!――外山滋比古『古典論』
 古本屋の仕事はおもしろい!――内堀弘『石神井書林日録』
 ノンフィクション作家への道は厳しい!――佐野眞一『私の体験的ノンフィクション術』
 美しき""物""に魅せられて――村田喜代子『人が見たら蛙に化れ』

あとがき

初出一覧"

内容説明

一冊の古本が別の古本を呼び寄せる果てしのない連鎖…。黒子を脱いだ編集者が素顔をさらしてつづる、著者と本と出版社の世界。

目次

第1章 編集者、古本に出会う(古本にみる“嫌いな名前”の話;「原稿が書けない著者」と編集者 ほか)
第2章 出版史のなかの編集者と作家(古本が古本を呼ぶ話―昭和十年代の協和書院をめぐって;小田岳夫『文学青春群像』をめぐって―竹村書房のことなど ほか)
第3章 フリー編集者の日常(古本で儲けそこなった話;編集者の習性 ほか)
第4章 編集者、本を読む(出版業界の論点をえぐる―佐野真一『だれが「本」を殺すのか』;聞き上手のコツを具体的に伝授―東山紘久『プロカウンセラーの聞く技術』 ほか)

著者等紹介

高橋輝次[タカハシテルツグ]
1946年(昭和21年)、伊勢市に生まれ、神戸で育つ。大阪外国語大学英語科卒業後、協和銀行(当時)に一年間勤める。1969年、創元社に入社。編集者として臨床心理学分野を開拓する。1992年、病気のために退社。現在、フリーの編集者
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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