クラシック反入門

個数:
電子版価格
¥1,760
  • 電子版あり

クラシック反入門

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 186p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787272621
  • NDC分類 760.4
  • Cコード C0073

出版社内容情報

クラシックは艱難辛苦の果てにしか理解できないのだ! 時空を超えた価値があるクラシックを本当に自分のものとしてわかるためには最低限の知識を身につけろ! 甘口の入門書では神髄はつかめない! 「反入門」を標榜する特異な入門書。

最初に クラシックは「暗死苦」だ! 許 光俊

第1章 クラシックはめんどくさい!
 クラシックは我慢して聴け!――「さわり」ではわからない長~い音楽の理由
  「音楽」を聴くのは、時間との戦いだ
  バッハ『ミサ曲ロ短調』
  ベートーヴェン『ミサ・ソレムニス』
  ベートーヴェン『ヴァイオリン協奏曲ニ長調』
  ベルリオーズ『劇的物語「ファウストの劫罰」』
  ブラームス『ピアノ協奏曲第二番』
  ワーグナー『ニーベルングの指環』全曲
  ショスタコーヴィチ『交響曲第七番「レニングラード」』
  メシアン『トゥランガリーラ交響曲』
  マーラー『交響曲第三番ニ短調』
 知識がなくてわかるものか!
  『モーゼとアロン』を理解するならブーバーを読みなさい――ユダヤ
  『千人の交響曲』を理解するには『ファウスト』とショーペンハウアーを読みなさい――ファウスト伝記
  ウェーベルン『交響曲』を理解するには『抽象芸術論』を読みなさい――十二音技法
  変奏曲を理解するなら哲学的思考を身につけなさい――変奏曲
  ソナタ形式を理解するためには十九世紀のドイツの哲学思潮を学びなさい――ソナタ形式
 下々の者はあっちに行きなさい!
  貴族の音楽――ハイドン
  サロン音楽――ショパン
 近所迷惑必至の大音量音楽
  R・シュトラウス『アルプス交響曲』
  ハチャトゥリアン『交響曲第三番』
  ベルリオーズ『レクイエム』
  ヴィドール『オルガン交響曲』(全十曲)
  ストラヴィンスキー『春の祭典』
  西村朗『二台のピアノと管弦楽のための「ヘテロフォニー」』

第2章 クラシックが明るくてたまるか!
 暗い音楽で気が滅入るぜ!
  シューベルト『冬の旅』
  マーラー『交響曲第九番ニ長調』
  シベリウス『交響曲第四番イ短調』
  オネゲル『交響的運動(楽章)第一番「パシフィック231」』
  ベルク『ヴォツェック』
  ブリテン『ピーター・グライムズ』
  ショスタコーヴィチ『弦楽四重奏曲第十五番変ホ短調』
 作曲家の病的な妄想に付き合え!
  ベートーヴェン『交響曲第三番変ホ長調「英雄」』
  シューマン『謝肉祭』 
  ベルリオーズ『レリオ、あるいは生への回帰』
  ワーグナー『パルジファル』
  マーラー『交響曲第十番』
 このしつこさには辟易!
  バッハ『無伴奏チェロ組曲』
  ベートーヴェン『ピアノ・ソナタ第二十九番変ロ長調「ハンマークラヴィーア」』
  R・シュトラウス『アルプス交響曲』
  リスト『ファウスト交響曲』
  パガニーニ『二十四のカプリース』
  ブルックナー『交響曲第三番ニ短調』
  シェーンベルク『グレの歌』

第3章 オペラは異常者の祭典だ!
 この主人公、異常者だよ!
  ワーグナー『さまよえるオランダ人』
  R・シュトラウス『エレクトラ』
  ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』
 悩むヤツこそ主人公!
  ヴェルディ『オテロ』
  ワーグナー『タンホイザー』
  ムソルグスキー『ボリス・ゴドゥノフ』
 女の欲望万歳!
  モーツァルト『コジ・ファン・トゥッテ』――欲望は美しい!
  ビゼー『カルメン』/R・シュトラウス『サロメ』――欲望は神々しい!
  ヴェルディ『ドン・カルロ』/ラモー『カストールとポリュックス』――脇役の悲しき欲望
  ショスタコーヴィチ『ムツェンスク郡のマクベス夫人』――欲望が聖なるものになる瞬間

第4章 作曲家はヤバイ人?
 作曲家はオタクだ!
  バッハ『フーガの技法』
  ベートーヴェン『ディアベッリ変奏曲』
  レーガー『B-A-C-Hの主題による幻想曲とフーガ』『序奏とパッサカリアとフーガ』
 この作曲家、もしかしてバカ?
  ベートーヴェン『フィデリオ』
  ヴォーン・ウィリアムス『南極交響曲』
  R・シュトラウス『家庭交響曲』
 この作曲家、もしかして情緒不安定?
  チャイコフスキー『交響曲第四番へ短調』
  マーラー『交響曲第七番ホ短調「夜の歌」』
 大作曲家の恥ずかしい過去。ワタシだって愚作を書いています
  ベートーヴェン『ウェリントンの勝利』
  チャイコフスキー『一八一二年』

コラム
「意味」がなけりゃ意味ないか?

第5章 作曲はステキな商売!
 アイデアひとつで一丁上がり!
  ケージ――偶然性の音楽
  アンダーソン『タイプライター』ほか
  ハイドン『交響曲』
  レオポルト・モーツァルト『おもちゃの交響曲』
  ヨハン・シュトラウス――『ウィーン気質』
 困ったら「過去」に戻れ!
  レスピーギが「過去」から学んだものは?
  ブラームスは「古典」がお好き!
  「青春」は誰にとっても、永遠の宝石箱?
  「ロマン主義」の行き詰まり打破の戦略?

コラム
音盤の曲目構成、その今昔物語 

第6章 演奏家は………
 ワタシは作曲家として認められたいのじゃ!――演奏だけでは満足できない欲張り君たち
  「作曲家」? それとも「演奏家」? 
  「作曲家」として認められたかった?人々
  作曲家になろうと「欲張らなかった人」もいた?
  「演奏家は余技」という人のすごさ
 簡単にわかってたまるか!――通好みの演奏家はこれだ!
  「簡単にわからない演奏」とは?
  ロザンタールのラヴェル、ドビュッシー、サティ
  グーセンスのストラヴィンスキーとヴィラ=ロボス
  ゴルシュマンとデゾルミエールと、ロシアバレエ団

コラム
クラシック入門書の宿命

あとがき 鈴木淳史

内容説明

クラシックは艱難辛苦の果てにしか理解できないのだ!甘口の入門書では神髄は理解できない!時空を超えた価値があるクラシックを本当に自分のものとしてわかるためには最低限の知識を身につけろ!最良の入門書は「反入門」としてしか書けないのだ!教科書を踏み越えた先、道なき道の先に待つキモを気鋭たちが教える。

目次

第1章 クラシックはめんどくさい!
第2章 クラシックが明るくてたまるか!
第3章 オペラは異常者の祭典だ!
第4章 作曲家はヤバイ人?
第5章 作曲はステキな商売!
第6章 演奏家は…

著者等紹介

許光俊[キョミツトシ]
1965年、東京都生まれ。慶應義塾大学教授

鈴木淳史[スズキアツフミ]
1970年、山形県生まれ。売文業

梅田浩一[ウメダコウイチ]
1962年、山口県生まれ。クラシック音楽を中心とする音楽書の企画・編集、音楽誌などへの執筆を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もよ

1
そもそも、音楽に入門書が必要とは思えないので、著者の能書きはごもっともだけど、この本が入門書の代わりになるかというと、決してならない。さらにいれば、これを読んで、聴いたことのない曲を聴いてみようという人がどのくらいいることか。「あーそうそう」と楽しめる部分はあるのだけれども。考えてみれば、読書案内(の様な本)も似た感じだからまあ仕方がないか。 2013/10/16

K

1
昨今の軽い入門書なんか読んでもダメだ!から始まるものの、体系だった内容ではなく、メジャーではない曲をテーマに合わせて解説しているだけの印象。そもそも軽い入門書批判から始まるのに、著者たちがそういう本も出してるのはいかがなものか。2009/08/20

ソーダサイホン

0
特に目新しいものは無し。2010/01/19

pintarou

0
無責任な雑文の寄せ集め。と、いう覚悟のもとに、暇つぶしに読むにはたのしい。2009/10/08

てり

0
複数の著者によるクラシックに関する読み物。クラシックに入門もしていない自分には読むには早い本だったが、それでも面白いと思わせるところはあって、つまりは著者によって全然読みやすさが違う。が、やっぱり難しかったかな。よくわからないけどちょっと聴いてみたくなった的な、好奇心を刺激するような部分がちょっと少なかった印象。ふーん、てな感じ。2018/05/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/155682
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品