クラシックと日本人

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クラシックと日本人

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  • サイズ B6判/ページ数 186p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787271846
  • NDC分類 760.4
  • Cコード C0073

出版社内容情報

荘厳なメロディー、様式にもとづいた演奏、そして大時代な歌……あまりにも厳格ゆえに私たち日本人には理解不能な音楽、クラシック。幾重にも立ちはだかるクラシック=難解というイメージの壁を乗り越えて、「本当の理解」という到達点への道筋を照らし出す。

はじめに

第1章  クラシックは私たちになにを伝えたいか
 クラシックのすそ野
 クラシックの本道
 「厚塗り、厚化粧」と「あっさり、さっぱり」――二種類のクラシック
 クラシックの金字塔、ロマン派の音楽とは?
 人間そのものをドラマチックに描く音楽――ベートーヴェン、ベルリオーズ、バルトーク
 人間そのものを描いていない音楽――バッハ、ドビュッシー
 なぞの古典派――ハイドン
 クラシックは進化しない

第2章  日本人がクラシックをやるということ
 西洋人とちょっと違うかもしれない、日本人の趣味
 ヴァーグナー崇拝
 「通」好みのブルックナーの神髄
 『第九』と日本人
 日本人のクラシック音楽家
 「和製」オーケストラの限界
 日本のクラシック環境とマネージメント
 芸術文化財団
 私自身のこと
 クラシック評論は難しい
 本当のクラシック評論
 日本のクラシック評論
 音楽とジャーナリズム

第3章  クラシックが「わかる」ということ
 いい音楽との出合い
 芸術としての音楽
 クラシック音楽とはなにか
 クラシックにチャレンジしよう――第六

内容説明

厳格、荘厳ゆえに理解不能。私たち日本人の前に幾重にも立ちはだかるクラシック。難解というイメージの壁を乗り越えて、「本当の理解」という到達点への道筋を照らし出す。

目次

第1章 クラシックは私たちになにを伝えたいのか(クラシックのすそ野;クラシックの本道;「厚塗り、厚化粧」と「あっさり、さっぱり」―二種類のクラシック ほか)
第2章 日本人がクラシックをやるということ(西洋人とちょっと違うかもしれない、日本人の趣味;ヴァーグナー崇拝;「通」好みのブルックナーの神髄 ほか)
第3章 クラシックが「わかる」ということ(いい音楽との出合い;芸術としての音楽;クラシック音楽とはなにか ほか)

著者等紹介

森佳子[モリヨシコ]
新潟県生まれ。国立音楽大学楽理学科卒業。パリ第四大学(ソルボンヌ)音楽学修士号取得(専門はフランス劇音楽)。パリ・スコラ・カントルム和声対位法科ディプロム取得。帰国後、地域発信型の文化活動を企画・プロデュースする。現在、日本大学非常勤講師、NPO法人教育文化ネットワーク理事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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morinokazedayori

16
★★★★いつ聴いてもパッと馴染みやすいポップスと違い、クラシックは聴き手にある程度の知識をもって能動的に聴くことを求める、襟を正して聴く音楽だと著者はいう。元々輸入されたものであるクラシック音楽が日本人にどのように受け入れられてきたか、日本人に人気の作曲家が偏っているのはなぜか、クラシックに親しむにはどうしたらよいのかが書かれている。よくある名曲解説とは一線を画した音楽論で、読みごたえがあった。2016/01/18

ニョンブーチョッパー

0
2007/06/15

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