ポップ・カルチャー・クリティーク<br> 99年の滅亡を夢見て

ポップ・カルチャー・クリティーク
99年の滅亡を夢見て

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  • サイズ A5判/ページ数 178p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784787271105
  • NDC分類 191.6
  • Cコード C0374

出版社内容情報

「99年の7の月」の予言は日本でも新興宗教やアニメなどに大きな跡を残したが、そもそも人は破滅のビジョンに魅了されつづけてきたのではないのか。中世の文化、映画、音楽、手塚治虫、ユナ・ボマー、あらゆる滅亡を気鋭の論者10人が考察する。

1 99年の滅亡を夢見て
 (1)破滅の誘惑――序に代えて  許光俊
 (2)私の死が世界の滅亡  宮崎哲弥
 (3)アポカリプス不感症は治せるか  堀切直人
 (4)スーツを着た狼男――「信じる」ことの困難さをめぐって  遠藤徹
 (5)もう一つの世紀末――ヨーロッパ中世世紀末の世界  守山実花
 (6)終わるためのエチュード 八本正幸
 (7)現代詩人ノストラダムスはこう読め!  永原孝道
 (8)一九九九年の手塚治虫――又は、私は如何にして心配するのを止めて 終末を・愛する・ようになったか  嶋 護
 (9)音楽はどのようにして終わっていくのか  大里俊晴
 (10)昭和十二年の「日本沈没」  片山杜秀
 (11)五島勉、『ノストラダムスの大予言』への道  許 光俊


 (1)マンガ表現の解体学 ③……コマとコマの連続性  竹内オサム
 (2)仮面ライダーがエントツの上に立った日――ある監督の回想録 その3:波高き監督航路  奥中惇夫

執筆者紹介

内容説明

複数の人間が、さまざまな滅亡への興味を語ったもの。滅亡を私という観点から見ようと明快に規定する人もいれば、悪評高いとも思われる五島勉の仕事を淡々と腑分けする人間もいる。

目次

破滅の誘惑
私の死が世界の滅亡
アポカリプス不感症は治せるか
スーツを着た狼男―「信じる」ことの困難さをめぐって
もう一つの世紀末―ヨーロッパ中世世紀末の世界
終わるためのエチュード
現代詩人ノストラダムスはこう読め!
1999年の手塚治虫―又は、私は如何にして心配するのを止めて終末を・愛する・ようになったか
音楽はどのようにして終わっていくのか
昭和十二年の「日本沈没」
五島勉、『ノストラダムスの大予言』への道