出版社内容情報
一部の人だけが享受し、美術館やギャラリーに閉じ込められた現代アート。アーティスト-作品-観客を解放し、個人の意識改革による新しい表現を追求するアール・ソシオロジックを論じた本邦初の刺激的論考。社会学・芸術学でも注目の書。
謝辞
(1)序論
①なぜ、アール・ソシオロジックか?
②理論の制度的分析
③方法と方法論
1 理論――「アール・ソシオロジック」という制度
(2)アール・ソシオロジックとアカデミー
①社会学者とアール・ソシオロジック
②フォレストの博士論文の口頭審査
(3)アール・ソシオロジックと現代美術
①アール・ソシオロジックと美術史家
②アール・ソシオロジックについてのフォレストの調査
(4)アール・ソシオロジックの集合体
①フレッド・フォレスト
②エルヴェ・フィシェール
③ジャン=ポール・テノ
④V・フルッサー、B・テッセードル、その他
⑤アール・ソシオロジックの歴史の終わり
(5)アール・ソシオロジックのプロジェクト
①アートでも社会学でもない、その両方か?
②政治的なプロジェクト
③認識論的なプロジェクト
④社会学的なプロジェクト
⑤アーティスティックなプロジェクト
⑥ヴィレム・フルッサーの批判
付録 アール・ソシオロジックの集合体の三人のメンバーに対する調査票
2 方法―
内容説明
狭小な「芸術」に閉塞した現代アートから作品とアーティストを解放し、個人の意識改革による新しい表現を追求したアール・ソシオロジックを読み直す。
目次
第1章 序論
第2章 アール・ソシオロジックとアカデミー
第3章 アール・ソシオロジックと現代美術
第4章 アール・ソシオロジックの集合体
第5章 アール・ソシオロジックのプロジェクト
第6章 方法―二つの類比
第7章 方法―集合体の三つの物語
第8章 二つの個人的なアクション
第9章 アール・ソシオロジックのその他の物語
第10章 結論―美的社会学に向けて
感想・レビュー
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