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出版社内容情報
スポーツ指導の現場で、監督やコーチが選手に暴力を振るう事件が後を絶たない。また、学校でも、いじめや体罰などの暴力が発生し続けている。そしてその結果、自死を選ぶ児童・生徒・学生も増えている。
なぜ人は学校やスポーツの場で暴力を振るうのか。こうした問いに対して「暴力的存在としての人間」という哲学の視座から、なぜなくならないかを考えるのが本書の立場である。
暴力の本質を問うフーコーやニーチェ、バトラー、フロイトらの議論を援用して学校やスポーツ指導を考察する。常に勝つために、指導者も選手も理想像や規律意識が高まりやすいというスポーツの暴力性や、本質的に規範という暴力をはらんだ学校教育の姿を浮かび上がらせる。
「愛の鞭」か、行き過ぎた指導か、という平行線の議論を超えて、人間の本性に関わる暴力とどう向き合えばいいのかを考えるために「暴力の社会哲学」を提起する。
内容説明
なぜ、人はスポーツや学校の場で暴力を振るうのか。暴力の本質を問う様々な議論も援用し、常に勝つために指導者も選手も理想像や規律意識に縛られるスポーツの暴力性や、本質的に規範という暴力をはらんだ学校教育の姿を浮かび上がらせる。そして、「暴力的存在としての人間」という哲学の視座から、暴力とどのように向き合うのかを指し示す。
目次
序章 暴力の記憶
第1章 暴力に力強く向き合うために重要な事柄
第2章 スポーツの本質に関わる暴力性
第3章 指導者‐選手関係の暴力性
第4章 選手間関係の暴力性
第5章 科学と暴力からみるスポーツ指導
第6章 学校教育の本質に関わる暴力性
第7章 教師‐生徒関係の暴力性
第8章 生徒間関係の暴力性
終章 これからも考えていくために
著者等紹介
松田太希[マツダタイキ]
1988年、岡山県生まれ。広島大学大学院教育学研究科学習開発学専攻博士課程修了。博士(教育学)。広島大学特別研究員。専攻は暴力論、スポーツ哲学、教育学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小木ハム
ああああ
新橋九段
SAHARA