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出版社内容情報
1974年の超能力ブームに始まり、ユリ・ゲラー、ネッシーや雪男、80年代から90年代にかけてのノストラダムス、矢追純一のUFO、心霊写真、霊能力者・宜保愛子、そして2000年代のスピリチュアル・ブーム……。
1958年の「テレビ放送基準」以来、「迷信は肯定的に取り扱わない」と定めているにもかかわらず、なぜオカルト番組は熱狂的な支持とバッシングの渦のなか続いていたのか。
「謎」や「ロマン」を打ち出し、視聴者が半信半疑で楽しむエンターテインメントとしてオカルト番組が隆盛を極めたことを掘り起こす。そして、スピリチュアル番組へと移行して「感動」や「奇跡」の物語へと回収されることで、オカルトの内実(真偽)が問われ、終焉へと至った歴史的なプロセスを明らかにする。
はじめに
序 章 テレビと〈オカルト〉の邂逅――オカルト番組前史
1 心霊術の流行
2 週刊誌ブームと心霊ブーム
3 オカルト番組を出現させたメディア空間
第1章 オカルト番組のはじまり――一九六八年の「心霊手術」放送
1 「放送基準」の〈迷信〉と〈オカルト〉
2 一九六八年十一月十四日放送『万国びっくりショー』
3 なぜ、あたかも真実のごとく放送されたのか
第2章 オカルト番組の成立――一九七四年の超能力ブーム
1 増える〈オカルト〉
2 超能力ブームの?末
3 オカルト番組はなぜ成立したのか
4 オカルト番組批判のパラドクス
第3章 オカルト番組の展開――一九七〇年代・八〇年代の比較分析
1 一九七〇年代のオカルト番組
2 成立後のオカルト番組
3 一九八〇年代のオカルト番組
第4章 拡張する〈オカルト〉――第二次オカルトブーム
1 〈オカルト〉と「精神世界」
2 “テレビ幽霊”騒動のメディア言説
3 一九九〇年代のオカルト番組
第5章 霊能者をめぐるメディア言説――一九九〇年代・二〇〇〇年代の比較分析
1 宜保愛子をめぐるメディア言説
2 江原啓之をめぐるメディア言説
3 〈オカルト〉と〈スピリチュアル〉
終 章 オカルト番組の終焉
1 テレビと〈オカルト〉と「宗教」
2 オカルト番組が存在した事由
3 オカルト番組の終焉、これからの課題
おわりに
高橋 直子[タカハシ ナオコ]
著・文・その他
内容説明
超能力ブーム、ネッシー、雪男、ノストラダムス、UFO、心霊写真、霊能力者、スピリチュアル・ブーム…。オカルト番組が熱狂的な支持とバッシングを受けながら続くも、2000年代に終焉を迎えた歴史的なプロセスを明らかにする。
目次
序章 テレビと“オカルト”の邂逅―オカルト番組前史
第1章 オカルト番組のはじまり―一九六八年の「心霊手術」放送
第2章 オカルト番組の成立―一九七四年の超能力ブーム
第3章 オカルト番組の展開―一九七〇年代・八〇年代の比較分析
第4章 拡張する“オカルト”―第二次オカルトブーム
第5章 霊能者をめぐるメディア言説―一九九〇年代・二〇〇〇年代の比較分析
終章 オカルト番組の終焉
著者等紹介
高橋直子[タカハシナオコ]
1972年、秋田県生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期修了。博士(宗教学)。國學院大學大学院特別研究員、テレビ番組制作リサーチャー。専攻は宗教学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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