青弓社ライブラリー<br> ひとはなぜ乳房を求めるのか―危機の時代のジェンダー表象

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青弓社ライブラリー
ひとはなぜ乳房を求めるのか―危機の時代のジェンダー表象

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787233288
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0336

内容説明

ときに人々を魅惑し、ときに宗教的・倫理的な観点から可視化を規制される乳房は、隠蔽されながらも性的な消費の対象になり、時代や社会によって「エロス」「卑猥」「母性」などのさまざまな価値観と結び付けられてきた。社会状況の変革や価値観の揺らぎなどの「時代の危機」に乳房イメージが生産・消費される契機を読み取り、ヨーロッパ中世、近世イタリア、戦中・戦後の日本映画、ピンクリボンキャンペーンなど、古今東西の乳房イメージと社会との関係を明らかにする。それらを通じて、女性の身体そのものから乖離している乳房イメージと、それに密接に絡み合うジェンダーの力学を解明する乳房文化論。

目次

第1章 男/女の差異化―医学的言説における乳房(医学史概略とジェンダー;医学史に見る乳房・乳をめぐる言説―体液としての乳;薬剤としての乳)
第2章 美の威嚇装置(ピンクリボンキャンペーンとは;ピンクリボンキャンペーンの歴史;蓄積される乳房の表象;新たな意味創造の困難;「乳がんではない」美しい身体;表象の裏切り;ピンクリボンキャンペーンをめぐる表象の政治学)
第3章 「聖戦」論理の構築(戦時下日本映画にみる「授乳」のイメージ;銃後映画の「授乳」イメージ;戦地・占領地映画の「授乳」イメージ;満洲移民映画の「授乳」イメージ)
第4章 都市秩序の再生(ペスト危機と乳房イメージ;ペスト図像での乳房イメージ;授乳しない乳房の系譜;都市秩序の再生)
第5章 男性優位のジェンダー秩序の再編/強化(「危機」の時代の/「危機」に抗する日本映画―レイプ表象の生産/消費の背景;「俺たちをケダモノにしたのはお前たちじゃないか」―「劣情有理」とレイプ表象;「あんたも、お嬢さんなんて仮面を早く取ることだな」―「レイプ神話」の定着へ)

著者等紹介

山崎明子[ヤマサキアキコ]
1967年、京都府生まれ。奈良女子大学生活環境学部助教。専攻は視覚文化論、美術制度史、ジェンダー論

黒田加奈子[クロダカナコ]
1974年、群馬県生まれ。千葉大学大学院人文社会科学研究科特別研究員、国立歴史民俗博物館非常勤職員。専攻はイタリア美術史、科学思想表象文化史

池川玲子[イケガワレイコ]
1959年、愛媛県生まれ。実践女子大学ほか非常勤講師。専攻は近代日本女性史、日本映画史

新保淳乃[シンボキヨノ]
1973年、群馬県生まれ。武蔵大学・明治学院大学ほか非常勤講師。専攻はイタリア美術史、ジェンダー表象文化史

千葉慶[チバケイ]
1976年、千葉県生まれ。千葉大学ほか非常勤講師。専攻は近代日本美術史、ジェンダー史、視覚文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kenitirokikuti

7
図書館にて再読。▲第5章 男性優位のジェンダー秩序の再編/強化(千葉慶)。日本映画における古い「レイプ」表象。若松孝二監督『現代性犯罪絶叫篇 理由なき暴行』(1969)。持たざる者たちが世の中を逆恨みして、犯罪に走る。カップルを襲いレイプする彼はケダモノだが、飢えた野良犬の所業であって、盛りのついた犬ではない。こうしたレイプ表象は長く持たず、単なる艶笑譚のいち要素に回収される。2020/11/22

kenitirokikuti

6
論文集▲第4章 都市秩序の再生/神保淳乃 西洋美術における授乳するマリア像。1330年代に絵画として現れ、トレント公会議以後はマリアの乳房露出は猥褻表現として禁止された▲第5章 男性優位のジェンダー秩序の再編/強化 千葉慶。現在のポルノでは(ポルノでも)、「男は女を犯したい、女は男に犯されたい、という真の性的欲望を持っている」というレイプ神話は自明となっている。日本映画では、1960年代後半からレイプが扱われ始めた。しかし、最初の形は不遇な男たちが幸せそうなカップルにイラついてランチするというもの。つづく2017/12/31

tom

2
ジェンダー論として面白げな書名。なんとなく小熊英二の「1968」下巻ウーマンリブの章を連想して借りてきた。しかし、題名負け著しい。かなり強引な関連づけに終始していると私は思った。 2011/12/01

れお

0
とても面白かった。古代ギリシアには、男性の身体の方が女性の身体よりも優位になるようなヒエラルキーが構築されていたということに驚きだった。ピンクリボンキャンペーンの章も興味深かった。ペスト流行と女性の身体の論も面白かった。2020/08/26

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